句 : 寺に寝て まこと顔なる 月見かな
(てらにねて まことがおなる つきみかな)
出 典: 『鹿島紀行』 貞亨4年(1687)8月 芭蕉44歳の時の句
所在地:埼玉県熊谷市下増田(旧・熊谷市) 浄恩寺
建立年:不明
建立者:不明
この句は芭蕉が鹿島詣での折根本寺に於ける作句の一つで、桃青の名で詠んでいる。
碑は建立年不明なるも幾星霜風雪にさらされ泥砂にまみれたるにまかせたので、その損傷を惜み、
昭和45年(1970)築山を設けてここに移してたとのこと
【浄恩寺本堂】 真言宗智山派のお寺で大悲山慈眼院観音寺と号します
本堂前で草むしりをしていた住職の奥さんに句碑の場所をお尋ねし、写真撮影の許可をお願いした
ところ、わざわざ築山まで案内してくれたうえ、句碑の前に生えていた雑草まで取り除いていただ
きました 多謝
散策日:令和3年(2021)5月20日(木)