四季・めぐりめぐりて

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秩父往還跡碑を訪ねて

2024年01月29日 | まち歩き

深谷市菅沼地内(旧大里郡川本町)の嘗ての秩父往還(国道140号)沿いに『秩父往還跡碑』が建立され
ているとのことから訪ねてみました。
碑には、
  東くまがや  秩父往還跡  西おまえだ
と刻まれています。
おまえだ・・・小前田宿(村) → 大里郡花園村(町) → 深谷市
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秩父往還(ちちぶおうかん)とは、中山道熊谷宿がある石原村(現、熊谷市)を起点として荒川渓谷沿いを
通り、秩父大宮(秩父市)のある秩父盆地を横断し、雁坂峠を越えて甲州に入り甲府に至る街道である。
秩父往還道、秩父甲州往還とも呼ばれ、甲州側からは雁坂口、秩父路、秩父側からは甲州路、信玄路など
の呼称が見られる。
江戸時代に「秩父往還」と呼ばれた道筋はいく筋かあり、川越から小川を経由する道(現在の国道254号-
埼玉県道11号-粥仁田峠)、所沢から飯能を経由する道(現在の国道463号-国道299号)、熊谷で中山道か
ら分岐し寄居を経由する道(現在の国道140号、釜伏峠経由)などがあったとされる。その中で、国道140
号線が現在では代表的な「秩父往還」とみなされている。他の道筋にくらべてより重要な街道だったと言
われている。
         フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』”秩父往還”より引用
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また、この「秩父往還」は、 
  国道140号(秩父市) 秩父往還道
として、昭和61年度(1986年度)に旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された『日本の道100選』
に選定されています。

       
【碑陰】
  旧地名武蔵國榛澤郡菅沼村
  雁坂トンネル開通記念
    平成十年四月吉日
        田島常徳 建之

雁坂トンネル・・・埼玉県秩父市と山梨県山梨市との県境付近を結ぶ有料トンネル 
         平成10年(1998)4月23日開通
榛澤郡菅沼村・・・大里郡川本村(町) → 埼玉県深谷市
 


秩父往還跡碑は国道140号(秩父往還)の交差点の一角に建立されています

散策日:令和6年(2024)1月28日(日)

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