
城 名:川田谷陣屋(かわたやじんや)
別 名:牧野氏陣屋
形 態:陣屋
時 期:天正18年(1590)
築城主:牧野半右衛門康成
城 主:牧野氏
遺 構:―
指 定:―
現 状:高速道路
所在地:埼玉県桶川市川田谷字大平
牧野半右衛門康成は、天正18年(1590)徳川家康の関東入部に従って足立郡石戸(川田谷村ほか7ヶ村)に五千石を賜り、
川田谷に陣屋を構えた。康成の子、信成は関が原の戦い、大坂の陣の戦功により寛永10年(1633)1万1千石の石戸藩主と
なる。正保元年(1644)信成が下総関宿藩に転封になり、石戸領は信成の子、3人によって分割され旗本領となる。
寛政期江戸に於ける旗本屋敷割により当主は江戸詰となり、幕府財政建て直しにより旗本陣屋の必要性が無くなり、牧野陣屋
も廃された。
陣屋があったとされる場所は現在、圏央道の桶川・北本インターとなっており遺構は残っていません。料金所の東下に取り残
されていた薬師堂は、同所から100m程離れた現在の場所に新しくお堂を建てて、石仏等とともに移転してきたようです。

薬師堂があった場所には高速道の側道が走っています。

方向を変えて

一緒に移転してきた石仏群

鴻巣市の勝願寺にある牧野氏累代の墓 残念ながら見ることはできません

墓所前にある説明板
散策日:平成30年(2018)4月17日(火)