四季・めぐりめぐりて

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寺内廃寺跡(埼玉県熊谷市)

2021年05月27日 | 官衙・国分寺・廃寺跡


名 称:寺内廃寺跡(てらうちはいじあと)
種 別:寺院跡
指 定:熊谷市指定史跡(名称:寺内古代寺院跡 平成10年〔1998〕2月10日指定 指定面積 10,744㎡)
所在地:埼玉県熊谷市柴 (旧・大里郡江南町)

平成4年(1992)から5年(1993)にかけて、ゴルフ場の造成にともない、江南町教育委員会・江南町千代
遺跡群発掘調査会により、開発予定地と遺跡範囲確認のための発掘調査が行われました。
調査の結果、本寺院跡は8世紀半ばに創建され、10世紀後半には焼失している。発掘調査の結果、伽藍の中
心部を巡る溝、築地等の施設と整然と配置する伽藍が確認されており 当時、諸国に建立された国分寺にも
劣らない規模と内容を備えていた寺院の概要が確認された。平成10年〔1998〕2月10日 江南町指定史跡と
なる(平成19年〔2007〕2月13日熊谷市に編入合併し、市史跡となる)
指定史跡地内に存在する施設は、金堂・講堂・中門・参道・東塔跡などである。




道路北側(右側)が寺内廃寺跡ですが、現在はゴルフ場となっていてフェンスで囲繞され立ち入りはでき
ません。
仮に立ち入りが可能でも発掘調査後に埋め戻されていますので礎石等を確認することもできませんので、
初めから場所の確認ということだけで訪ねた次第です
写真中央の道路右側にゲートが僅かに見えますが、この辺りが参道跡のようです。




ゲートの内側奥に中門跡などがあったようです、
更にゲート外側の道路を横切るように参道跡があったようです。




ゲート脇に建立されている標柱
 熊谷市指定史跡 寺内古代寺院跡 平成十年二月十日指定

 「寺内古代寺院跡」本寺院跡は八世紀半ばに建立され、史跡地内には、
           金堂・講堂・中門・参道・東塔跡などが確認されている。
 



ゲートの脇から中を覗いてみても何も確認できません




一応西方からも




任意の地点からフェンス越しに中を覗いてもやはり何も確認できません




『熊谷市立江南文化財センター』
「寺内廃寺跡(寺内古代寺院跡)」の場所確認をした後に、何か参考になるものをとやってきました。




展示室の一角に
「寺内廃寺遺構模型】・【航空写真・配置図】・【金堂模型・塔模型】
※ 写真では名札の文字が読めませんので加筆しました




航空写真は上から 「講堂跡」・「金堂跡」右に「塔跡」・「中門跡」




   「寺内廃寺跡金堂復元模型」           「寺内廃寺跡塔復元模型」




出土品の「瓦」

散策日:令和3年(2021)5月6日(木)

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