四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

寅稲荷塚古墳(埼玉県深谷市)

2020年04月15日 | 古墳


名 称:寅稲荷塚古墳(とらいなりづかこふん)
別 名:―
墳 形:前方後円墳 横穴式石室(推定)
規 模:全長51m 後円部径26m、高さ3m・前方部幅34m、高さ3.5m 
築 造:6世紀末頃
出土品:-
指 定:市指定史跡(名称:寅稲荷塚古墳 昭和54年(1979)4月1日指定)
所在地:埼玉県深谷市岡字二ノ丸(旧大里郡岡部町)

旧大里郡岡部町(現・深谷市)では、お手長山古墳に次ぐ2番めの規模を誇るという寅稲荷塚古墳を
訪ねてみました。
古墳の概要については、現地の説明板の内容を下記に転記しました。




東側の寅稲荷神社参道入口の脇に設置されている 寅稲荷古墳説明板




【寅稲荷古墳説明板】
  寅稲荷古墳
 高崎線岡部駅の北北西1.6キロメートルに位置し、櫛引台地北端部近くに存する。古墳付近の
標高は約51メートルで台地北側の低地水田面との比高は、約10メートルである。
 本古墳の周囲は、かつて多数の古墳が群れを成して存在していたといわれているが、その多く
は、昭和初期の開拓により消滅しており、現在存在するものは、2から3基を数えるにすぎない。
 本古墳は、ほぼ東西に51メートルの主軸をもつ前方後円墳で、後円部径26メートル、同高
3メートル、前方部幅34メートル、同高3.5メートルである。前方部の方が若干大きく高く
なっており、終末期の前方後円墳の典型例と言うことができる。埴輪の有無は明確ではなく、埋
葬施設は、角閃石安山岩を石材として使用した横穴式石室と考えられている。建造時期は、主体
部が未調査であるため明らかではないが、墳丘等の形状からして、6世紀末ごろと考えることが
できる。
 また、前方部から後円部にかけては、寅稲荷神社が鎮座している。祭神は倉稲魂命という。当
社には古獅子頭3基が伝えられており、町指定文化財となっている。
 平成3年3月                      埼玉県・岡部町




境内の大きな銀杏の木は寅稲荷神社の御神木でしょう




後円部登り口の石段 石段上部は崩れたのか足場が悪い




寅稲荷神社  くびれ部の上あたりに鎮座しているようです




ちょっと珍しい変った形の拝殿です




墳丘南側法面  手前が後円部 奥が前方部




墳丘北側法面  手前が後円部 奥が前方部




前方部を西側道路か

散策日:令和元年(2019)12月9日(月)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。