四季・めぐりめぐりて

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中宿歴史公園の原始蓮

2024年06月23日 | 花・鳥・風景

深谷市岡地内にある「道の駅おかべ」の道向かいの「中宿歴史公園」『原始蓮』を見てきました。
「道の駅おかべ」・「中宿歴史公園」へは何度も行っており、原始蓮の蓮池については知っているところ
でしたが、咲いているを見たのは初めてでした。
この中宿歴史公園には、奈良時代~平安時代の榛澤郡の正倉に使われた大規模な倉庫群跡(中宿遺跡)が
あり、「中宿古代倉庫群跡」として埼玉県指定史跡に指定されています(指定年月日:平成3年12月6日)



『原始蓮』説明板
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  原 始 蓮
原始蓮は千四百年から三千年くらい前のハスの一種とされている。大阪府下に自生していた地バス系統のもので
稲田清吉氏らが東大阪市菩提寺七軒家に保存していた本種に、植物学者の故大賀一郎博士が原始的な蓮として、
その名前がつけられました。大阪府の天然記念物に指定されている。
原始蓮は日本の文献に初めてハスのことが書かれたのは七一二年の古事記。『古事記』の赤猪子の悲恋物語に登
場するハスを原始蓮の本種とみる説があります。
この貴重な蓮を、中宿歴史公園に植栽することによって公園の存在感を大きくする。
中宿遺跡は奈良時代を中心とする大規模建造物群・倉庫群跡が発見され正倉と考えられる。古代倉庫群のうち、
最も規模の大きい校倉造りと板倉造りの復元を一九九六年に完成しました。
これに合わせ後年内の池に原始蓮を植栽したことにより、古代の歴史を想像してげんだいに再現して太古の彩り
に想いはせる。

                                        深谷市
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左:板倉造りの復元建物  右:校倉造りの復元建物

散策日:令和6年(2024)6月23日(日)