アップが随分と遅れてしまいましたが、12月26-27日湯殿山スキー場エリアにてIDEHA雪崩事故防止講習会クラス2が開催されました。
まずは雪氷防災研究センターの阿部先生から、クラス1のおさらいを。
30分座学の後現場にて積雪断面観察。
しかし雪が少ない。
何とか1m弱の積雪箇所を探しながら講習を行う。
阿部先生は雪を見るのが楽しくてしょうがない様子。
その好奇心が向上力を作り、とにかく雪に対する思いが誰より強い。
その思いは受講する参加者に伝わるんです。
昼前から講師は鈴木先生に引き継がれ、スタビリティーテストの後スノーマウントの構築へ。
雪が無くとも30分足らずで、こんな立派なスノーマウントが作れるのです。
このシェルターに13人入りました。
一晩過ごすのに十分すぎる程です。
昼食の頃まではこんな穏やかな天気。
午後からはビーコンの特性と理解を徹底的に。
サークル法、直線法、ピット法と徹底的です。
どの深さでどれくらいの数値を示すのか。
周波数ズレがどれほどの数値の狂いを示すのか。
オリンピックレコードではなく実際に自分で試したのが本当の数値なんです。
講義はまだまだ続きます。
夕食を挟んで20:00までみっちりと続きました。
翌朝も皆が集まると、予定の時間より30分前に講義がスタート。
とにかく時間がもったいないのです。
2日目の実技はゾンデレーンからスタート。
その後埋没者の掘り出しと収容。
強度画定、ビジュアル的演習等々の後は初期捜索訓練へ。
2班に分かれ、とにかくいろんなケースを想定して徹底的に。
掘り出す速さが上がり、チームワークも出来てくる。
一度経験するのとしないのとでは雲泥の差が生まれる。
練習で出来ない事は、本番でも出来ないのです。
とにかく掘り出す。
効率よく掘り出す。
大切な人が埋まっていると考え、休む暇なく1秒でも早く掘り出すのです。
経験してこそいろんな事が分かってきます。
皆さんここからがスタートです。
講習会を受けたことで満足せず、この技術を生かして行きましょう。
大好きなスポーツで命を落とさないためにもです。
次回はクラス3でお会いしましょうね。
皆様お疲れ様でした!!
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