IDEHA Blog

テレマーク&マウンテンガイドIDEHA

ツェルト講習会

2015年06月28日 20時59分16秒 | バックカントリーツアー


ツェルト講習会、6名の参加者が集い西蔵王で開催されました。

まずは一通りツェルトの必要性、活用方法を説明して、実際にスタンダードな組み立てを行う。

しかしほとんどの方が初めて袋からあけたばかりのツェルトで、組み立てにも30分近く掛かってしまった。

この芝生の好条件でこれだけ時間が掛かるのに、緊迫した緊急時には組み立てている間に命の危険にも係ってくるのでは・・・

一度でも袋から開けて組み立てて見るのと、全く開けていないのとでは、いざという時の大きな差になる事を覚えておきましょう。



綺麗に組み立てが出来たM君のツェルト。

自立式では軽量のペグがあると、作りも綺麗。

ツェルトの中は快適そのもので、この場所であれば気持ちよく一晩過ごせる。



Gさんのツェルト。

枝がペグ変わりだが、大きな石や、冬であればスキーなどで対応できる。



Tさんのツェルト。

メーカによって細かな違いはあるが、持ってる装備を使って強度の強い設営をすることが大事。



次に立木を利用した簡単且つ強度の強いツェルト設営を紹介。

場所により組み立て方も変え、より安全に快適に過ごす。



今回はちょうど遭難時の日暮れ時に講習会を設定した。

実際に森の中は手元が見えないくらい暗くなり、更に雨が強くなってきてツェルト講習には願ってもない条件に。

実践形式では、丸太に細引きで固定するなど、そこにあるもので工夫がなされた。

最初に組み立てた時よりも、スムーズで且つ強度なツェルトが出来上がった。



外は集中豪雨で、バケツをひっくり返したような雨だが、ツェルトの中はとても快適。

アライのスーパーライトツェルト2は4人が荷物を入れて余裕のある広さ。

このツェルトの可能性はとてつもなく広い。

今回このツェルト講習会を開催して、この講習会の重要性を強く感じました。

ただ仕舞っておくだけのツェルトから、いろんな活用で「使う」ツェルトに今後この講習会を継続して行きます。

参加された皆様お疲れ様でした!!