4月度のツアーについて

まだまだ震災の爪痕が大きく残る東北。

復興にはまだまだ時間を必要とする。

本来であれば月山スキー場までの除雪も始まっているのだが、現時点での除雪の目処は立っていない。

除雪が行われていないという事は、月山のスキー場もオープンが未定と言う事。

尚、3月11日の地震で湯殿山東斜面で大規模な表層雪崩が発生して、デブリが石跳川を越えて150Mほど姥ヶ岳に駆け上がったとの事。

（画像はポレポレ奥山氏撮影）

今でも余震が続いているだけに、今後全層雪崩の危険も出てくると思われます。

山の状態・除雪の目処が立たない事もあり、4月10日の北月山ツアーは中止とさせていただきます。

それ以降のツアーにつきましても、開催の有無をブログにてアップ致します。

私自身、現時点でツアーをする心境ではないのが正直なところです。

ただ月山から元気を発信していきたいという気持ちもある。

今後の活動は状況を見て判断していきます。

アウトドア義援隊

震災から2週間、復旧作業、子供の卒園式など慌ただしい日々。

ガイド協会のボランティア活動日程も大枠が決まり、私は4月から現地に入る予定。

日曜日、同じ東北山岳ガイド協会の八木さんがリーダーを務める、アウトドア義援隊にボランティアに行ってきました。

全国から集められた救援物資を、ここで仕分けをして現地の避難所へ届ける仕組み。



人数は30名ほどで、顔見知りの方も結構多い。

倉庫の2階にテントを張って、寝泊まりしながらボランティアに参加される方も多く、本当に有難く思う。

こういったボランティアも長期戦が予測される。

山形の現地にベースキャンプがある以上、地元の方の協力が大きくなってくると思われます。

まずは家族の安全、そして自分の出来る範囲で無理の無いボランティアを行う事が長く活動を行う為の秘訣と思う。

ボランティアノートに書いてあったメッセージ「力のある人は力を出そう。智のある人は智を出そう。何もない人は元気を出そう。」

その通りですね。