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AKB48の旅

AKB48の旅

「涙は句読点」その3 「AKB48は動物園」

2016年04月05日 | AKB
39p、CMディレクター中尾孝年氏の指摘。

AKB48って動物園なんですよ(笑)。肉食も草食もいろいろな人がいます。さらに、それぞれがお客を惹きつける魅力を持っているんです。メンバーに各々に目標があり違う方向を向いているのに、引いて見てみると全体は同じ方向を向いている。イワシの大群とは違うのです。しかのその方向性を秋元さんという天才が舵を切る。急に向きが変わったりして、面白いんです。今までのアイドルグループって、グループとしてどう輝くかを考えていたと思うんです。でもAKB48は大勢のメンバーの中で、自分がどう輝くかを考えている。それぞれがやりたいことを追求した結果、グループ全体の輝きも増したのかなって思います。

「動物園」という比喩は微妙に外してるかも知れないとは思う。強いて言うなら、もう少しディメンションを広げて「生命現象」辺りかと。それでも表現方法とかは違うけど、つまりはAKB48とは複雑系の動的組織であるということ、同時にそれが自己目的化共同体を形成してるということ、そういうことを言おうとしてると解釈できるように思う。エラソに言うのも何だけど、おそらくは方向性だけでも類似の見解というのは、これが初なんじゃないだろうか。

これに散逸構造の視点を加えれば、ほぼこのAKB48という空前の存在の本質に迫れるのではないかというのが、本ブログの主張になるというのは既述の通り。