AKB48の旅

AKB48の旅

あるいは「レッテル貼り」という誤謬

2016年12月24日 | AKB
天才テリー伊藤対談「パックン(パトリック・ハーラン)」(4)世界からどんどん品格がなくなるね
www.asagei.com/72040

テリー トランプさんが勝ったことで俺が心配しているのは、アメリカという国の「品格」がなくなってきたんじゃないか、ということなんだよね。

パックン ああ、それは間違いないですね。

テリー ということは、日本もそうなっていく可能性が出てきているんですよ。これ、変な例えだけど、AKB48の中で、指原(莉乃)が台頭してきたじゃないですか?

パックン ええ。

テリー それまでAKBって前田(敦子)、大島(優子)みたいな「いかにもアイドル」って感じの子がトップだった。それが、とびきりかわいくはないけど、話術がうまい指原が出てきて、トップになった。それは別にかまわないんだけど、俺から見ると、それは「アイドル=かわいい」というイメージを崩壊させる罪を犯したのではないか、と。

パックン つまり、AKBがトランプだと言いたいんですか?

テリー いや、指原がトランプさんだと思ってるの。

パックン その見方、おもしろいですね。指原さんが登場したことで、ある意味、それまでのAKBが崩壊したってことですね。


ある種、一つの典型的な議論なのかも知れないけど、読んでてため息しか出ない。批判的なスタンスはとりたくないんだけど、こういう現実を見ない、認めないというあり方はどうなんだという。さらに言うなら、「現実を見ない、認めない」ということすら認めない。さらにその上で「為にする」議論をする。

いちおう引用部分だけでも重箱の隅を突いておくと、前田さん、大島さんは「いかにもアイドル」なのか。指原さんは「とびきりかわいくはないけど、話術がうまい」という存在なのか。それって典型的な「レッテル貼り」だよね。うーん、批判しか浮かばないので、これでおしまいにしよう。取り上げたのが間違いみたい。