はい、鑑賞してまいりました。
兎に角全て圧巻で、3時間40分、最高に豪華なジェットコースターに乗っていた様な感覚でした。
舞台装置と役者たちの移動、数々の魔法(マジック)、それらが物凄い勢いで攻めてくる。
そしてとどめの、大量の早口言葉の台詞嵐っ!!
頭が全くついていけない自分がおります。
いつも、ぬるい(良い意味で)落語や、小林賢太郎の舞台に慣れていたので、ハリーの舞台は、もうびつくりとしか言いようがありません。
古き日本人は、[間]や[空間]や[静寂]を美として生きてた。
落語家や役者が演技を見せ、それを観客が[あうん]の如くそれぞれ解釈し想像する時間がそこにはあったと思う。
ハリーの舞台は、私の意思の入るスキは全くない。考える・・思うという行為を与えてくれない。見終わるまでは。
そんな訳で、その夜は、頭が興奮して全然寝付けなく、おまけに、舞台に出てくる階段がくるくる回っていた残像が焼き付いていて、めまいもおきて宙に浮いておりました。
ハリーの魔法に完敗です。はい。