マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

ももの探検日誌

2015-03-27 09:28:17 | 
馬鹿筋肉男マナミの部屋で居候してから一週間経った。

夜中は、マナミ母がちょっとドアを開けてくれているので、他の部屋の探検をしている。

台所のチェックは済んだ。

トイレも風呂場も取り合えずおさえた。

テレビ部屋は、マナミ母が寝てる為、彼女の頭の横をすり抜け、入り込めそうな場所に取り合えず、頭を突っ込み匍匐前進あるのみ。

コンピューターデスク下から、キャビネット裏に入り綿埃の中、進む。

そして、もう一度、もう一度、もう一度と繰り返し行う。

もも「何か変な感じ・・・・。」

飽きたので、マナミ部屋に行って寝る。




本日は、マナミ母がいつもよりちょっと早く帰宅した。

そして、マナミ父がいる部屋の戸を開けてくれている。

もも「た、た、た、探検開始!!」





もも「本当に、父居ないだろうなあ。」



もも「入っていいのか自分・・・。」


押入れ、和ダンスの隅、化粧台横、頭が入る場所は、ガンガン前進。

もも「探検、探検、探検だぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」




父「ただいま。桃山桃子さんは?またキャリーバックに隠れているの?それとも本棚で文豪しているの?」

ma「文豪じゃないの?私今、お風呂入っていたから・・・どこだろう。もも、ももぉぉぉぉぉぉ。アレ?いつも隠れている場所にいない。おかしいなあ。ももぉぉぉぉぉ、どこだぁぁぁ?」

父「おいおいおい、逃亡かぁ?」

ma「いいや、窓・ドア全てカギ掛かってる。変だなあ・・・」

ありとあらゆる処を捜索したが、ももの姿無し。

夫「神隠しか?」

ma「壁の向こう側に行っちゃったとか?」

とうとう、私達が寝に入るまで、ももを見つける事は出来なかった。

部屋中真っ暗にしたら出てくるか。

しかし、待てども、待てども、ももの首輪の鈴の音は聞こえて来ず。

ma-ちん、めちゃくちゃ不安になる。

おいおい、本当にどこに隠れておいでだい?

これだけ探しても居ないとなると、やはり、夫の寝室のどこかにいるのか・・・?

案の定、夫が寝に入り1時間後に襖を開けて待っていたら、ちりんちりんと鈴の音あり。

そそそそそぉぉぉぉぉと、体低めにして出てきた。

ma「ももぉぉぉ、いったいどこに隠れてたいのさあ。心配したよ。まったく」

もも「内緒の場所だわよ。でも4時間も隠れていたから、めちゃくちゃ疲れたわよ。父帰ってきて、出るに出れなくなっちゃって、本当に最悪。何か食べなきゃ寝れないわ、私・・・」