イエスタデイ・村上春樹短編２

文藝春秋さんどうもありがとう。

新年特別号・村上春樹［女のいない男たち２・イエスタデイ］掲載。

あぁぁぁ、大好きなビートルズの曲名で春樹さんの短編。

最高の贈り物です。

今回のお話は、［ノルウェイの森］のワタナベトオル、キズキ、直子、永沢さん、ハツミさん達を思い出す内容。

まあ、兎に角、コテコテの関西弁のイエスタデイ・・に初めからやられてしまいます。

しかし、読み進むにつれてこの関西弁の歌詞が物語る深さに脱帽。

流石春樹さん。

Ｐ420「夢というのは必要に応じて貸し借りができるものなんだよ、きっと」
素敵な台詞もたんまりあります。


ただ、少々困ったコトに、ポールの歌声とこの関西歌詞がミックスして聞こえてくる様になってしまった。

物悲しく寂しいイエスタデイ・・・、ポールが癌で亡くした母親を想って創作した曲として有名だけど、一つの名曲で色々な解釈や想像が可能となるんだね。


昨日は
あしたのおとといで
おととてのあしたや
それはまあ
しゃあないよなあ