まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

きもの で ベスト

2006年04月14日 | 作りました*再利用
祖母の黒羽織で、また手さげ袋を作ろうと
解いてあった着物をひっくり返して眺めていたら、突然思い浮かんで…
ロングベストのようなもの、を縫ってみる事にしました。
久しぶりのチクチクです。

はじめは、もちろん良いかもね?と思いながら始めましたが
少しずつ進めて行くうちに、これって本当に着れる?何だかとても着れそうにない、という気持ちが。(苦笑)
そして、暫く放置。。。
そしてまたまた気を取り直し、どうにか出来上がりを見たのでした。
切り刻んで途中で投げ出しては、着物たちに申し訳ありませんよね。。。

予測以上に時間がかかってしまい
春の爽やかな風の中では、ちょっと重い色合いですが着心地は軽くて悪くないです。
ロングベストというよりはチャンチャンコの方が近い感じでしょうか。(苦笑)

今回のチクチクの中で、一番気に入っているのはこのボタン。
かれこれ15年ほど前に友達から貰ったきらきらのボタンを解体したパーツと、これまた数年前に別の友人から貰ったビーズを組み合わせて付けてみました。


出来上がってみれば、何から何まで頂き物でした。
ホントニありがとう。感謝して写真をパシャリと撮りました。


*最近のブルーベリーの花の様子。 *
*まる~く、まる~く膨らんでいます*

緑のひかり

2006年04月10日 | 散歩の途中
今週はずっと曇り→雨→曇りのお天気だそうです。
今日も雨。でも冷たさは少し和らぎ、まろやかな小雨でした。
外では厚い雲の下でも、小さな若葉が瑞々しく輝いていました。

丸いハートの形の葉っぱは桂の木。
日ごとに大きくなっているのが判り、この雨は新しい命を育てている恵みの雨なのだと、実感します。

桂の木の実は豆のように鞘を持っていて、すぐに目に止まるのですが
その花は実際に見た事がありませんでした。今年も機会を逸してしまいましたが、松本の美しい景色を撮られているmt77さんのブログで見る事が出来ました。小さな赤い花、来年はきっと見つけてみよう。


こちらはハナミズキのつぼみ
今にも開きそうに膨らんでいました。
街路樹のハナミズキ、4枚の花びらをこんな風に重ねていたのですね。今まで気付きませんでした。
しみじみ眺めていたら、鎌倉・豊島屋さんのらくがん『小鳩豆楽』を思い出してしまいました。包みの形が似ているような…(苦笑)
いつもながら、つい食べ物の方へ引き寄せられてしまう自分にあきれます。

ついで、と言うのでもありませんが・・・
今年お初のフキ。
透明な若草色にしばしウットリとしてしまいました。
毎日の食事の支度は楽しい時ばかりとは言えない私ですが、
一瞬のこんな美しい色と出会える喜びは他にはないナ、とも思うのであります。

小手毬

2006年04月06日 | フラワーポット
コデマリの蕾が育っています。

つい半月ほど前は、ただただ黒い枝がそこにあるばかりで…
この冬の、あまりに少ない水やりの為(反省)冬越し出来なかったのではないか、どきどきしながら見ていました。

桜の開花と共に若葉が芽を出してくれた時はホッと一安心しました。
今日近づいてみると青い蕾が
小さなブロッコリーのように丸く並んでいます。

このコデマリは数年前の秋に、区役所の『緑の配布の日』で頂いたものです。
草花から大木になりそうな樹木まで色々並ぶ中で、最後の最後までユキヤナギとコデマリのどちらにしようか(頂けるのは一人一本なのです)迷った末に持ち帰った苗木でした。

以来、この季節になると既に満開を迎え、真っ白に光を放っているユキヤナギを見るたび、こちらの方が良かったかな~と未練がましい気持ちが一瞬胸をよぎってしまうのです。(苦笑)
でも今日は、ブロッコリーの可愛らしさを発見できて、やっぱりよかったと思いを新たにするのでありました。

くぎ煮

2006年04月03日 | 好きなもの
姫路に嫁いだ友人が、今年も手作りの『いかなごのくぎ煮』を届けてくれました。
いかなご<玉筋魚と書くそうです>
友人の話では毎年2月の末頃、漁が解禁になると魚屋さんやスーパーの店頭に山盛りのいかなごがキロ単位で売られるようになり、春の風物詩なのだそうです。
「くぎ煮」はお醤油とお砂糖で作る佃煮で、出来上がりの姿が古釘に似ている事から名付けられたとか。
決して釘を入れて煮ているからではありません。(初めて頂いた時、私はてっきり釘を入れて作っているのだと思っていました。苦笑)

シラスの佃煮は幼い頃は大・大好きなおかずの一つでした。
しかしこの友人のくぎ煮は、そんな昔の"美味しい思い出"を遥かに上回る美味しさなのです。
市販の物にはない柔かさとやさしい味にいつも感動しています。
暫くは、あつあつのご飯とくぎ煮が楽しみな毎日が続きます。感謝!

余談ですが、姫路の郵便局では『いかなごのくぎ煮』専用EXPACKがあるそうです。取扱注意のオリジナルシールの他に、この密閉容器とビニール袋も付いているそうです。(かなりお徳です!)この季節、沢山の『おいしい春の風物詩』が日本中に届けられているのですね。