まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

パラカシャツ と・・・

2008年03月31日 | 好きなもの
昨日、ハワイアンギタープレイヤーの山内雄喜さんのライブ&トークショウへ行きました。
新しいCD 『Na Mele O Hawai’i E Alani vol.1 古代のハワイ音楽 スラック・キー・ギターインスト編 』の発売記念ということで、演奏とお話と半分半分くらいのライブでしたが、あっという間の2時間でした。楽しかった~デス。
スラックキーギターの美しい音色にひきつけられ、α波で満たされたのは勿論の事ですが、お話があんなに楽しいとは!知りませんでした。(笑)

山内さんといえば、[パラカシャツ]。いつも着ていらっしゃいます。
(写真のような格子柄のシャツです)

以前日本民藝館へ行った時に八重山上布の柄を見てドキリとした事を思い出していたのですが、お話によるとこのシャツはやはり日本人が作ったものなのだそうです。
砂糖きび畑での仕事に向くように大変厚い生地で作られていたそうです。

山内さん曰く
『アロハシャツは観光客のイメージ。パラカシャツは地元の人。』なのだそうです。(細かなニュアンスが上手くお伝えできませんが。)
なるほど・・・

パラカシャツを着つづけている山内さんの想いと
ハワイへ渡った方々の暮らしと
胸の中でさまざまな方向に思いをはせた一日でした。


*沖縄の布・・・といえば
 4月1日から日本民藝館
 『特別展 沖縄の織物』が開催されるようです。

白木蓮

2008年03月25日 | 散歩の途中
桜…ソメイヨシノがほころび始めました。
町のあちらこちらで「桜まつり」のお知らせが目に飛び込んでくるようになりました。

日曜日、用事を済ませて家に戻る途中
何だかさっさと帰るのがもったいない様な、心地よい陽気で~。
二駅手前から歩く事にしました。

家に続く緑道では枝垂れ桜が既に五分咲きのものもあり、静かでほんのり艶やかな夕暮れが広がっていました。

木蓮はまさに満開のとき。
ほのかに灯りをともしているように、白い光を放っていました。

私はやっぱり白い木蓮が好きです。




家に帰ると小さなシクラメンの鉢も満開。
この一年、何も手をかけないままに放置していたのに。有難いです。
篝火花(かがりびばな)という名前がぴったりの小さな炎のような花です。


サンデー サンデー

2008年03月10日 | 散歩の途中
この頃は一雨ごとに寒さが和らいでいくような、気がします。

昨日の日曜日は特に暖かく、手袋もマフラーも持たずに出かけました。
一月余り前に、「寒い寒い~」と言いながら“ふかし芋”を食べた銀座わしたショップで、この日は無理なくアイスクリームサンデーを食べてしまいました。本当に暖かくなったものです(笑)

「お客様のリクエストにお答えして…復活!」という看板についつい引き寄せられてしまいました。『和風サンデー』です。

一番下に黒蜜がけのジーマミ豆腐(ピーナッツ豆腐です)
中心に紅芋か砂糖きびのアイスクリーム(どちらかを選択する)
その上に麦の入ったぜんざい(沖縄風)と生クリーム

黒蜜とジーマミ豆腐の組み合わせが特に気になってしまって、頼んでみたのですが。まぁなんと~自然な融合(笑笑)

期間限定で復活したメニューだそうですが、再登場を願う声がたくさん寄せられたのでしょう。納得しました。 
美味しかったです。

啓蟄の桜

2008年03月06日 | 新宿御苑さんぽ
寒桜が見ごろというので、駆け足で新宿御苑をひとまわりしてきました。

桜の名所である御苑内の多くの桜の木は
まだ蕾を硬く握っていましたが、所々に植えられた寒桜は正に今が満開!でした。

眠っていた生きものが土の中から出てくるという啓蟄の頃。
でも、まだまだ鳥たちの食べ物は少ないようで沢山の鳥が桜の蜜をすいに集まっていました。
こちらはメジロでしょうか。



奥に広がるのは紅白の梅。
手前には水仙がこぼれる様に咲いています。
春の香りに満たされ~幸せな気持ち♪



やわらかな花の蕾のように、小さな葉も育っています。



まぁるいミツマタも満開でした。
私はミツマタを見るのがこの日3度目?なので気づきませんでしたが、この花に足を止めている方々のお話によると、直径5~6センチ程のこのミツマタの花はなかなか立派な大きな花だそうです。



手毬のようなかわいい花。
沈丁花科なのだそうで
豊かな香りです。


弥生みそ

2008年03月01日 | お味噌
寒仕込み、というには遅い 本日3月1日。
お味噌仕込みに挑戦いたしました。
昨年のものはgalleyらふとさんのワークショップで作り、持ち帰ったものでした。
今年はnorika先生のテキストを何度も読み返しながら家で仕込んでみよう、という企てです。
とはいえ、一人では心細く…友人を強制ぎみに(未経験者)誘ってのお味噌作りとなりました。

昨日届いた出来立ての麦こうじ1升と大豆1升とあらしお600g。
これで5Kgのお味噌ができる予定です。


麦麹と塩を混ぜたところで一抹の不安が。
この青い器は昨年お味噌を寝かせる為に用意したものです。
麹と塩だけでいっぱいになってしまうとは!
友人と半分に分けても、果たして収まるものなのか。。。

そんなおもいをよそに、良い香りが部屋を満たしてゆきます~

水に浸した大豆。二つのなべに分けているものの、水を含んでどれだけ大きくなるものか?鍋二つで足りるものなのか??ちょこちょこ鍋の中を覗きこんでしまいます。
冷静に考えればおおよその見当はつくものですが、とにかくはじめての仕込みですから(苦笑)

右手を負傷しているにもかかわらず、参加してくれた友人のおかげで順調に作業は進み、おもいのほか早く終了。
でも用意してあったカメラを手にする機会はありませんでした。(笑)

代わりと言うのではありませんが、おもたせの和菓子2品。
左が「柚水(ゆみず)」右が「桜○(さくらまる)」。どちらも京都・菊乃井さんのお菓子だそうです。大変美味でした。
特に「柚水」の方は薄氷を砕くような食感が限りなく後をひきます。


遥か昔、ぬか床を作っていた器を思い出し、何とか2.5kgのお味噌がおさまりました。



3月=弥生には「いよいよ草木が生い茂る」という意味があるそうで、そのはじめに仕込んだこのお味噌も、生き生きと健やかに育っていってほしいと願うばかりです。