まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

ルッコラのたね

2011年03月31日 | フラワーポット
棉を取り除いた長方形のプランターに残った
たった一株のルッコラ。ですが
棉に負けず劣らず背を伸ばし、日々花を開き。
そこだけ、ちょっと野生の趣で
小さな原っぱのようです。

花は茎を取り巻いて、並んで咲いているように見えるのですが(↑写真)
どんどん伸びているからか、種(さや)の状態になると
花と花の間が、こんなに広かったかしら?と思います(↓3枚目の写真)

はじめは、鳥に突かれたのかと思いました。。。
花が裂けるように散って。



いつの間にかサヤ?のカタチに。



中央部分だけ赤くて、目立っていておもしろい。

まだまだ伸びています!

できること から

2011年03月29日 | 暮らし
岩手で被災した夫の叔母家族は
同じ町の高台にある親類の家に避難していることが
先週わかりました。

『家族は無事避難した』の一報は、早い段階で届いたものの
その後、全く情報がなく。
避難者名簿を検索し(結局、避難所にいない為名前は名簿に載っておらず、見つかりませんでした。)
TVに映し出される避難所の映像の中に叔母や叔父の姿を探していました。
現地でどんな風に過ごしているのか?
詳しい事は伝わってきていませんが
所在が分かり、本当にほっとしました。

ご家族やご友人と
いまだ連絡が取れない多くの方々のお気持ちは、どんなに辛いものか。
はかり知れず。
一日も早く・・・願っています。

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昨日、岩手出身の友人から
有志数人で盛岡から避難所へ物資を運んでいる方々の事を知りました。

ユニセフ、そして、すえもりブックスの末盛千枝子さんも避難所に絵本を届ける活動をされているようです。

小さくても、今自分に出来る事をしていこうと思います。


☆「ユニセフ ちっちゃな図書館プロジェクト」

☆末盛さん「3・11絵本プロジェクトいわて」
連絡先・絵本の送り先
〒020-0013
岩手県盛岡市愛宕町14-1
盛岡市中央公民館「絵本プロジェクト」
電話:019-654-5366


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↑写真:ムスカリがどんどん背を伸ばしています。器は萩原朋子さんの『道しるべ』。

Tシャツの効果 *追記あり

2011年03月19日 | 暮らし
至極、私事ですがー
じつは、あの地震の日から
寝巻きの下に着るモノが少し変わりました。
例えば、ハイネックシャツのようなもの。
夜中に慌てて外に出るような事があっても、
寝巻きを脱いだら、“普段着”にも見えるような(?)・苦笑
(それがどう役に立つかは別として。。。)

数日の間はそんな風でしたが
3日程前、ふとこのTシャツが目に留まって。
いつもは寝巻き代わりに着たりしない
お気に入りのコレを着込んで布団に入りました。
BOOTS&STICKSさんの『クラウン・カルーセル』



そうしたら、なんだか寝巻きの内側が明るく感じたのです。
少し気持ちが上を向いたような・・・
ああ、ハイネックシャツの中には強張った気持ちが詰っていたんだ、と気づきました。
Tシャツ=身に付けるもの、のチカラってすごいです。

こんな、のん気な事を書いていては、失礼かと思われましたが、

今、非常に苦しい避難生活をおくっておられる方々にも
そのお一人お一人の心に、自然と元気が増えていくような何かを
届けられたらいいのに。と思わずにはいられません。


*この記事を書いている時にこちらで
動き出したTシャツのことを知りました。
小さいけれど、いろんなチカラを持っているTシャツなんですね。

[画像はBOOTS&STICKSさんの承諾を得て載せています。]






暮らすこと

2011年03月16日 | 暮らし
3月11日は、昼前に出かけて食事を済ませて帰宅。
一息ついてTVをつけて間もなく『地震警報』がTV画面に映し出されました。
警戒エリアは東北。
また大きな地震なんだろうか?と思っていたら、足元が揺れ始め。
ガタガタ鳴り出す扉を手で押さえても仕方ないのに
他に動きようもなく…という状態・苦笑
台所からはガシャンガシャンと物の落ちる音が聞こえてきましたが
結果的には、簡単な作りの棚から物が落ちた程度で
大したことはありませんでした。
でも、怖かったです。
こんなにも地震が怖いと感じている自分に少々驚いています。

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岩手県で漁師をしている親類がいて、心配でした。
12日の夜に、「家族は皆無事に避難した」という連絡が
廻りまわってこちらにも届き、安堵しましたが
その後の様子を知ることは、まだできません。
夫の叔母は病気で、薬がないと動けなくなってしまうので気がかりですが
今、コチラから直接何かすることは出来ず、
しばらくは、無事を祈って待つ事だけです。

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計画停電がしばらく続くようですが、
我が家の地域は、実際にはまだ停電していません。

スーパーや薬局には行列が出来ていて、一昨日は買い物に出たものの
その雰囲気に圧倒されて帰ってきてしまいました。
並んでいる人も、慌てた様子ではないのですが
スカスカになった棚を見ると、やはり気持ちが、少なからず煽られます。

義母の家の懐中電灯が壊れて使えないというので近所のお店を幾つか廻りましたが
当然、使えそうなものは何もなく。。。
そんな中で、“だめもと”で入った電気屋さんのおばさんに
『無くなってしまって、ごめんなさいね』と本当に申し訳なさそうに言われて。
こんな時しか来ない私なのに。
柔らかな言葉がとてもあったかく、胸に響きました。
(*その後、しまっておいた懐中電灯が見つかった!と義母から連絡があり。懐中電灯探しは無事終了しました・笑)

他にも、近所の八百屋のおじさんの『戦争している訳じゃないんだから、何も心配いらない。大丈夫。』という言葉に
居合わせた人と顔を見合わせて、ホッと笑いあったり。

地震発生から間もなく、遠くの友達からメールや電話をもらい
本当にうれしかった。ありがたいです。

人の心が心に届くのだ、と実感した次第です。
気持ちを落ち着けて誠実に。
そして、辛い生活を強いられている方々を想って暮らしていけたらと考えています。

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*↑写真は今日のムスカリ。写っているのは一番のノッポ。
皆なぜだか背丈が伸びず、土から直ぐに花、という感じです・笑