まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

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2013年04月22日 | 手仕事のもの
【岩立フォークテキスタイルミュージアム】でSALE!という
耳寄りなお話を 教えてくださったのは [布とお茶を巡る旅]のhuiziさんでした。
20日と21日の二日間。
丁度 初日の午前中なら行けそうでしたので どんな事があっても行く!と決心しました・笑

ビルの前にたどり着いたのが オープン予定時刻の3分前!
なかなか頑張った、とニマニマしたのもつかの間
岩立フォークテキスタイルミュージアムに集う方々は
さすがに凄い!のです。

満員のエレベーターを横目に タッタと階段を上っていくと
扉の前は 既に人でいっぱい。
そして 見送ったエレベーターから人が降りるのと同時に 入り口の扉が開き
そのまま 吸い込まれるように 人が流れ込んで行くのでした

ここは 入り口で靴を脱いでスリッパに履き替えて入場するハズなのに
あの勢いでは…まさか土足?!なんて事をぐるぐる考えている間にも 更に人は流れ込み
突っ立って見ている自分に気づく。。。苦笑

そして 入り口に並んだ靴がようやく見えて
気を取り直し スリッパに履き替えたのでした

私が展示室に入った時から ずっと人だかりが崩れない場所には
絹を中心とした生地が並んでいたようです
薄くてとてもハリのある絹地が素敵で 暫く迷ったのですが
具体的な活用方法が すぐに思い浮かばないので 全て手放してきました
(ポジャギにあの織物を加えたら素敵だろうな~とか、想像するのですが 私には全く手が出せない領域なので断念)

他には 絞りの長ーい布や 非常に大きなキリムの敷物が気になりました

でも結局 これから即戦力になってくれそうな服を選んで帰りました
クルタと呼ばれる ゆったりしたAラインの服です

    
緑のステッチは どうやら手縫いのようです
裁断してからステッチを入れるのか?大きな布にまず縫い取っていくのか?気になります



こちらは たぶんシルク?
襟まわりと袖口の刺繍はミシン刺繍のようです



会計を待っているとき 『次(SALE)はいつですか?』と尋ねている人がいましたが
『次はありません。』ときっぱり 返事が返ってきました

本当に とても貴重な経験をさせていただいたのですねー

huiziさん ありがとうございました♪

3月の出会い本 (覚書)

2013年04月09日 | 
木々の梢に 芽生えた若葉が日ごとに大きくなっていますね
この季節 緑色の霞がかかったような木々の景色を見るのが好きです

3月に 図書館で、ふと出会った本 
どちらも短いお話でしたが あとから繰り返し考えたり、思い出したりしています。


 
『ナナさんのいい糸いろいろ』
角野 栄子 (著) / 高林 麻里 (イラスト)

「ナナさんは あみものやさんです。」ではじまるこのお話
そういえば、小学生の時に 将来「毛糸屋さんになりたいです」と
作文か何かに書いたのを思い出しました(余談ですが。)

でも、ナナさんは毛糸を売るのではなくて 編む人!糸さえあれば なんでもできる人なのです
自身の周りの人や自然と心を通わせながら 編んで作るナナさん・・・
みんなの心を弾ませてくれるような素敵なモノができあがります

春夏秋冬 大きくは 四つのお話に分かれていますが
そう、春のお話では 若葉を芽吹かせたばかりの木々たちが登場しています 

そして 何故か私は 物語りの途中から 
知り合いの織物の作家さんの姿がナナさんと重なるようになってしまいました

その作家さんのことを 詳しく知っているわけでもないし
本に描かれたナナさんとその方のお顔が似ているわけでもないのです でも
不思議と その笑顔と笑顔が重なります

そして、物語の終盤 ナナさんに どきどき、わくわく…の幸せが訪れる予感?があって
私は そこでまた ふと彼女の笑顔を思い出して 
心の中で頷いているのでした。。。ちょっとおせっかいな妄想ですね・笑 

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『ラース 福島からきた犬』
ブラザートム (著)

ブラザートムさんが 地震の後に保護された犬を預かって暮らしていると 
少し前にTVで話されていました。その時は、小さな奇跡のような出来事も
みんな 楽しく面白くお話されていましたが 
この本の 絵と文からは さらに著者の あつい思いや願いが 強く伝わってくるようです。