まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

オリーブの実

2006年07月31日 | フラワーポット
今日東京はからりとした良いお天気です。
こんなお天気が続くこれからは、ベランダに出入りする時間がぐっと増えてきます。
雨続きの時は水遣りをチョット忘れても、それなりに生きていてくれた鉢の植物たちですが(苦笑)、これからは決して怠る事があってはいけない訳です。
<こう書きながら、自分自身に強く言いきかせているのです。。。>

そうして、今日はジャスミンの枯れた葉っぱや伸びすぎた枝を落として、
さて、この頃少々元気がないのか?やはり葉っぱが黄色くなってチラホラ落ちてきたオリーブの木に目をやると・・・何か丸くて小さ~いモノがひとつ、付いているではありませんか!
これはもしやオリーブの実??
大きさは梅仁丹くらい。私の頭の中の「オリーブの実」とは全く違う感じのものです。
でも、どこかから飛んできて、か細いオリーブの枝に引っかかったとは思えないし。
きっとこの木の実なのですね。
探しましたが他には無く、ただ一つ実を結んだようです。

オリーブは1本では実がつかないと聞いていましたし、実際花は咲いてもこれまで一度も実をつけたことはありませんでした。
もしかしたら、どちらかよそ様のお家のオリーブからこぼれた花粉が風に乗って--それとも蜂にくっついて辿り着いてくれたのかも知れません。
そう思うと、どちら様か分りませんが一言お礼を言いたくなる気持ちです。
ありがとうございます♪

この後、どうしたらいいものか?
果たして大きくなるものか??見当もつきませんが、とりあえず水切れで干からびさせる事だけは無いように、と心に誓ってみるのです。

まくら爆発

2006年07月28日 | 作りました*再利用
今朝いつも通りに起きて、ふと足元を見ると・・・
小さな白いビーズがふたつ、みっつ、と落ちていました。
むむっ、これは枕の中身ではありませんか!
「うわ~嫌な予感」呟きながら夫の枕カバーを開けてみると
枕が裂けておりました。。。それも修復不可能な感じです。(涙)

実の所、全く予想できない事ではなかったのですが
まさかこんなにパッカリといくとは…
仕方が無いので同じものを求めて出かけました。電車に乗って。

売り場には、ちょっと有機的で科学的な気配の枕が整然と棚に並んでいるだけでした。私の探す物はどこにも見当たりません。
売り場の方にお話すると、メーカーまで問い合わせてくださいました。
その枕は既に廃盤品なのだそうです。でも、倉庫にあるのでお取寄せする場合は1週間かかるとの事。
いくら低い枕が好みの夫とは言え
1週間も枕無しでは夢見も悪かろうと、これまでと同じ様な大きさの角の丸い枕を買いました。

色々と待っている間に、売り場の方と話をしていて
つい「まだ4~5年位しか経っていないのですけれど、どんどん新しい物に代わってしまうのでしょうか?」と愚痴めいた言葉をもらした所。。。
どこからか、枕の中身(ビーズ)の種類と説明が記されてあるボードを持ってきて説明してくださいました。
それによると、我家で使っていたビーズの耐用年数は4~5年なんだそうです!
[ですから、やはりそういう時期をむかえたという事ですね。]
その方は、そんなふうに言いたげな様子でした。

そう言われれば、そうなんですが--- ですけれど。
枕って、そんなに寿命が短いものでしたでしょうか?
しかも、プラスチックのビーズなのに。

家に帰ってから、急に予備のビーズの事を思い出しました。
枕の中身をたくさん抜いて使っていたので、何年か経って枕が低くなったら補充しようと思っていました。
でもこのタイプの枕は、中身の補充が必要になる前にカバーがだめになる、
もしくはカバーが大丈夫でも中身の大半はその力を発揮できない状態になっている。という事でしょうか?
これって必要ないものじゃない?!思いつくと止まらない感じです(苦笑)

前置きが長くなりましたが、
そなんこんなで、取っておいたビーズと爆発した夫の枕の中身を使って
小さな枕を三つ作りました。
どうしても、すぐに何か形にしてしまわないと気がすまない気持ちになってしまったのです。

白い生地は、これまた使わなくなったオックスのシーツの端布です。(苦笑)
この、やや太目の平織りの布が大好きだったので、処分できなくて取っておいたものです。
こうして書いてみると、本当に私って、、お恥ずかしい限りです。

つい3、4日前に聖路加病院の日野原先生が枕を幾つか使って
うつ伏せで眠っておられる姿をTVで拝見しました。
今回作ったのは、それよりやや小さいものですが
試しに使ってみようと思います。後日、カバーも付けて。

これも小さな「再利用」かな?

武者小路実篤さん

2006年07月25日 | 
『人生は楽ではない。そこが面白いとしておく。』
先日、丸の内の丸善でこんな長いタイトルの本が平積されていました。かなりのインパクトを持っている表紙です。
よく見れば=武者小路実篤画文集=とあります。

武者小路実篤と言えば…『仲よき事は美しき哉』 ですね?
私の実家にも、かぼちゃや茄子の絵と共にこの言葉がかかれた丸いお皿がずっとありました。
パラパラッとページをめくると、丸いお顔に丸めがね、着物姿のモノクロ写真が載っていました。ああ、そうだ。武者小路さんはこんな人だった。
どの写真も、ゆったりとしていていいお写真でした。
しかしこの日はそこまで。何となく気になりながらも元の場所に本を戻して帰りました。

それから一月ほど経ったある日、図書館でこの本と再会。
借りて帰ってきました。

読んでみて、一番の感想は
武者小路実篤さんの事、私は本当に何も知らなかった。デス。
正直に言いますと
私は「書画を描く人」という漠然としたイメージしか持ち合わせていませんでした。
でも、前半に載せられたご本人の文の中には『僕は自分を画家だとは思っていない。』とあるのです(苦笑)

明治18年生まれ、雑誌「白樺」を創刊。
当時の日本の文学、美術、思想に影響を与え、ゴッホを日本に初めて紹介したのも武者小路さんなのだそうです。
そして「新しき村」の創設。恥ずかしながら、全く知らないことばかり…でした。

意外だったのが、画を書き始めたきっかけのお話で
40歳の頃、子どもの顔をスケッチしようとして、あまりに下手なので(ご本人が書いておられます)出来ない事はやってみようと画を書き出した。のだそうです。

それからほぼ毎日描き続けて十数年後、それまではお嬢さんに「たきつけをつくっている」と言われていた画でしたが、ある日「…いくら下手でもうまくなる」と言われた。と書き残されています。
自由で温かい家族の様子が伝わってくるお話です。

そして、強く胸を打たれる言葉にもたくさん出会いました。
ほんの少しですが、武者小路実篤という人の人生の姿を知り得た事で
今までとは違った気持ちで作品を鑑賞できるようになったのかも知れません。

自然が、或いは人の手が作り出した対象物を
どこか子供のような真直ぐな心の眼差しで見て、感じて、
喜びと共に描かれていることが、みる側にも伝わってきます。

『君は君 我は我也 されど仲よき』
『生まれけり 死ぬる迄は 生くる也』

読むごとに、言葉の拳がどしどしとぶつかって来る、思いがします。

*調布に武者小路実篤記念館と実篤公園があるのも知りました。いつか行ってみよう。

小さなもの

2006年07月21日 | 好きなもの
海の日に上井草にある「いわさきちひろ美術館」に行ってきました。
今月23日まで行われている『長新太 展』、堪能してきました。
長さんの事、作品の事、殆ど何も知らない状態で出かけた私ですが、すっかりその魅力に引き込まれてしまいました!

“長新太ワールド”に魅せられて心がふわふわとしたままに
来た道を帰っていくのは少々つまらない気持ちになり、
雨の続くお天気でしたがバスに乗って吉祥寺へ、寄り道してみる事にしました。

初めて利用する路線バスは、知らない停留所や町の名前を聞いたり、
突然細い道に入っていったり…旅先でも、よく知っているつもりの街中でも
面白い出会いがあって、好きです。
しかし、この日は朝からの雨でしたので、バスの中も道も予想以上に混んでいてかなりエネルギーを消耗しました。先程までのふわふわ感も霞のように消え去る感じです。(涙)

気を取り直して、以前から気になっていたお店のアクセサリーパーツのコーナーへ向かいました。
このお店、今流行り(?)のビーズを中心に輸入物のかわいいボタンやリボンを扱う専門店です。
以前友人に連れられて初めて来た時、二人とも最後まで離れられなかったのが全長1センチ程の小さなチャーム(と言うのでしょうか?)のコーナーでした。
そのモチーフは様々で小さなバックや靴などの装飾品から、動物、乗り物、果物等々がズラ~ッと並んでいます。

思えば、まだ小学校に上がる前…デパートの玩具売り場で、りかちゃんハウスに置かれるような小さなコカコーラの瓶やカップ&ソーサーのディスプレイを見て以来、こういう小さな物を見ると胸がザワザワと落ち着かなくなると言うか、何とも言えない嬉しい気持ちが湧き上がってくるのでした。
でも実際には、こんな小さな物を綺麗に飾っておけるような几帳面さを持ち合わせていないのでいつも眺めて帰るだけです。

でも、今回は違います。
前にブックマーカーに丁度こんなチャームが付いているのを見たのです。
職場の人に何か小さなプレゼントをしたいと考えていたので、早速作ってみることにしました。
*決して、このちっちゃなモノたちを買って帰りたいからブックマーカーを作ろうと思ったわけではありません(苦笑)

さし上げる方のイメージで、熊とイチゴを選択。ちょっとラブリーな仕上がりになりました。
リボンの長さはほぼ30cm。文庫ならこんな感じで、お料理雑誌のような大きい本でも一直線にして使えばなんとかなるだろうという長さです。

今度吉祥寺に行ったら、自分用にエメンタールチーズと靴下を買ってこようと思っています。

いつの間にか…

2006年07月19日 | Weblog
昨日、夕ご飯の支度をしている時に突然思い出しました。
先週の土曜日・7月15日はこのブログをはじめて丁度1年
私にとってはちょっと『特別な日』なのでした。

先々週までは、ちゃんと気に留めていたのに…
何日も経ってから、しかも食事を作りながら思い出すなんて。。。
自身の事ながら拍子抜けというのか、全く残念な気持ちです(涙)

一年前、突然の台風のような思いつきで始めてしまったブログでした。
はっきりした志もテーマも持たず、正直どこまで続くものなのか見当もつきませんでしたがここを訪れてくださる方々のおかげでどうにか続ける事が出来たのだと思います。
皆様ありがとうございます

今後も、毎日は書き繋げない「まつかぜ日記」ですがどうぞよろしくお願いします!

*写真は咲き始めた今年のデュランタです。