まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

味噌をつくる 2009年

2009年02月27日 | お味噌
このところ、まいにち雨が降っています。
春を飛び越したような暖かな日がやってきた後の冷たい雨は
身に染みる寒さ、です。
そして、今日も朝から・・・と思っていたら
白い雪に変わっていました!

ニュースで、東京の雪は今シーズン5回目と言っていましたが
しっかりと白いものが降るのを目にするのは私は今日が初めてです。

昨日、お味噌を仕込みました。
初めてお味噌作りを教えていただいたのは二年前の立春でした。
昨年は3月1日。家に友人を(むりやり)招いて二人で5kgの麦味噌を。
今年はその友人も積極的?になって・笑 
 二人で10kgの米麹味噌。

米麹は白くて さらさらと手触り良し。


今回は麹屋さんに容器付きのセットが登場していて、試してみました。
課題のカビ防止は・・・
前回の「粉からし作戦」は失敗(からしにカビが付いたもののお味噌は無事でしたので、失敗とはいえないかも?)
今回はお味噌の表面にピッチリとラップをはり、その上に塩を敷きつめました。
さてさて、どうなることでしょうか。。。




味噌の無事に出来上がるのを祈念して鯛(練りきり)をいただきました。
さらに、大納言の豆大福も・笑

こぎん刺し -その後ー

2009年02月25日 | ワークショップ
17日のこぎん教室から3・3・3・・・1・3・1・・・と
針を進めて。楽しかったデス。

でも、今回は必ずカタチにしなくては!
という気持ちが先走ってしまい。反省点色々。

先生の作られた作品には皮素材を合わせたものも多く
いつも素敵だなぁ~と眺めていました。

以前から、懐紙が入るくらいの大きさのものを作りたいと思っていて。
この布はほんの少し寸法が足りなかったので、
先生の真似をして手元にあった皮の端切れを足してみました。
でも、色が強すぎました。

 裏側です。

そして紐と一緒に針箱の隅に転がっていた
ハリネズミを留めつけて。
この日の小さな記念です・笑

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このこぎんの袋ができあがった日にことり文庫さんから送って頂いた本を読み終えました。

『森のお店やさん』

昨年の安野光雅さんのお話以来、「おみせやさん」という言葉に反応してしまいます。

これは、森の動物達の心優しい「お店やさん」のお話。
このお話の中にハリネズミの“ぽけっとや”さんが出てきます。
木の葉でつくる小さなふくろをお客の好きなところにつけてくれるのです。

はりねずみが、ちくちく、はりをうごかして、はっぱのふちをかかると、たちまち、小さな緑のふくろができました。そして、それをたぬきのぼうやのズボンに、ちくちくと、とめつけました。
・・・という具合に。

そういえば、このハリネズミを見つけたのは豪徳寺のはちみつ屋さんでした。
小さな「お店やさん」、つながっている(!?)気がします・笑

2月17日の二分の一

2009年02月19日 | 散歩の途中
ヒナタノオトさんを後にして向ったのは馬喰町。
いつも、大変興味深い展示会を知らせてくださるhuiziさんが紹介されていた〖馬喰町ART+EAT〗へ。

「刺繍でつづるモン族の物語」展が21日(土)まで開かれています。

モン族と聞いて、すぐに頭に浮かんだのが
昨年の宮本佳緒里さんのがま口展です。
とても心惹かれたのは「白モン族の白い布」でした。
とにかく行って、みてみたいと思いました。

タイの難民キャンプで、子どもたちが縫い綴った刺繍絵。
明るく豊かな色彩でありながら(遠くから眺めるととても楽しそうな絵にみえます)そこにあるのは家を失い戦火を逃れた命がけの日々でした。
丹念に語られた目の前の刺繍絵に言葉を失いました。

あの、白モン族の美しい布(スカートだった布だそうです)は
どんな状況で渡ってきたのか?今更ながら気になります。

大きな絵の他に、刺繍絵本というものもありました。
お話は知らなくても見ているだけで、ほのぼのと楽しくなるような絵本。
登場人物や動物たちの姿はどこかユーモラス。
でも、その輪郭線の内側を満たしているのは緻密で非常に繊細なステッチです。
そのバランス?ギャップ?がとても印象的で、幾度も目で辿ってしまいました。

店内にはクラフト・エイドで扱われているモン族の人々の手工芸品の一部と通販カタログもあります。
そのカタログの中で、日本の伝統的な手工芸と非常によく似た表現、デザインを沢山みつけました。
・・・・・・
今習ってきたばかりのこぎんの菱文様や、あまりにも懐かしい絣柄。
しかもこの日、着ていたのは祖母のキモノから作ったジャンバースカートでしたが、カタログの「カレン族のドレス」と全く同じ形だったのです・笑・・・・・・

日本の伝統的なもの=受け継がれてきた手仕事のものが懐かしく惹かれる、と思っていました。
でも、それは私が知っているだけのほんの一部分のこと。
本当はもっとずっと広い歴史の中で、人から人へ伝わり育まれてきたもの。
かの地の人々とは、大きな木の根のようにずしりと繋がっているを肌で感じました。


ART+EATさんでは、おいしランチを頂くのも重要な目的でありました。
しかし、既にごはんメニューは終了していて・涙
こちらでよろしければ~と見せていただいたピタパンとディップのセットをお願いしてみました。
中央上がひよこ豆のディップ・左が焼きなすのディップ・右がヨーグルトとチーズのディップ。ピタパンは暖かく、ディップはスパイシーでとても美味しく頂きました。でも、私の昼食としてはやや軽くて~噂のキャロットケーキを追加しようか?かなり心が揺れました・苦笑



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帰宅してポストを見ると、ことり文庫さんからお願いしていた『今月のことり便』が届いていました。
今日は、なんて盛りだくさんの一日!
厳重に梱包されたクッキーと本と、そして小さな“春待暦”が。
とても嬉しくて、何度も開いていますが
3月に入ったら、また新しい気持ちで毎日読んでみようと思っています。


2月17日晴れ。月は下弦の月。
出会いの一日でした。

こぎん刺し

2009年02月17日 | ワークショップ
ヒナタノオトさんにて「こぎん刺し教室」の日。午前の部。
昨年に引き続き、2回目の参加です。

前回、じっくり~教えていただいたはずなのに
1年経って、忘れていたことばかり(冷汗) 先生ごめんなさい。

去年はお教室の後に、あずま袋を一つ作ってはみましたが。
結果は。。。
カタチにはなり、それなりに嬉しさもあるのですが、
自分のテキトーな性格が如実に現れ出ていて、胸の内はスッキリしません。

今日は先生のお言葉を一つづつ確認して。

まだ何も出来ていないのに、この記事を『作りました』のカテゴリーにいれたのは
ちゃんとカタチにしなくてはーという小さな決意の表明であります。
あたりまえのことナノデスケドネ・苦笑



↑こちらは、おやつのりんご。
りんごとレモン汁だけで蒸し煮されたそうです。
針仕事の間、どこからともなく~りんごの煮えるいい香りが~
まじめに布目を数えながら、しかし鼻はずっと惹きつけられておりました。
シナモンパウダーと黒胡椒が添えられ、どちらも良い相性でした。

実家にいた頃は、箱でいただいたりんごを よく煮て食べていましたが
もっと小さくして皮も剥いていました。
こちらのりんごは迫力もあり、薄紅色の皮がとても綺麗で
魅惑的☆なおやつでした。 ごちそうさまでした!

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今朝、家を出て最初に目に飛び込んできたのは
くっきりと白い富士山。

そして、朝から日向ぼっこ~
屋根の上の猫。


~なんとなく、楽しい予感あり。
で、後半に続きます(予定)。

立春

2009年02月04日 | 暮らし
まだ眠りから覚めていないような
小さな花のオレンジ色に惹かれて買って帰ったのが10日前。
新鮮な野菜のようなキンセンカ。
部屋の中でみるみる大きく開いて、
葉に隠れていた次の蕾も色づきはじめました。

昨日は夕食後に豆まきをして、歳の数+αの炒り豆を食べて満腹で就寝。
(最初は「歳の数」お豆を食べるのは大変~と思っていたのに、気がつくと止まらなくなっておりました。炒った大豆…大好きです・笑)

そして今日は立春。
新しい季節のはじめに出かけたところは、東京ドームでした。。。
『テーブルウェア・フェスティバル』

インフルエンザが大流行~と言われるこの時期に
あえて人ごみに向うのは…と、いつも弱気になってしまうのですが。
母が何年か前にチケットをいただいた事がきっかけになって
以来ほぼ毎年、出かけています。
母のちょっとした『季節のたのしみ』のようです。

小さくてわかりにくいのですが、スタンドを登りきった所からの会場風景です。
ビッシリと並んだ展示ブースと人・人・人です。


どこがどのように、とはうまく説明できませんが
今年の展示は、今までと少し感じが変わったような気がしました。
「販売コーナー」に出店されている窯元のお店も、記憶にあるところは
毎回ほぼ同じ場所にでているようなのですが、作風が変化しているのが
はっきりと感じとれて。
今回はそういう変わり目の時なのかもしれません。(あくまでも私的感想ですが)

こちらは、ガラス器メーカーが作ったガラスのチェロです。
この他にガラスのバイオリンとキーボード、スピーカーが用意されていて、ミニコンサートが行われました。
実物は限りなく透明で美しい楽器でした。


昼食休憩を入れて5時間。
母の万歩計は一万歩を超えたそうです。

頂いて帰った白木のサーバースプーン。
取り出してみて、ふと、部屋の片隅にあるkino workshopさんの「いしころ」が目に入り、わかりました。

私、メープル材が好きなようです・笑