まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

沖縄の味

2008年01月31日 | 沖縄
日曜日、所要をすませた後に銀座へ。
晴れていて、お日様は暖かい~ものの風が冷たく、すっかり体が冷えてしまいました。
寒い寒い…と歩いて、気がつくと「沖縄県物産公社・わしたショップ」に入っていました(苦笑)
季節の「たんかん♪」をはじめ、美味しそうなものがたくさん並ぶのをあれこれ見て、奥まで歩くと、あったかそうなポップが目に飛び込んできました。
人間、お腹がすいていると寒さが身にしみるものですね(笑)



100g100円なのに90円のお芋が一本だけでした。
ちょっと残念。

濃い紫色に感動して写真を撮りました。(ピントが…すみません)

「紅芋まん」も食べてしまいました☆

*どうもピントが合いません。。。

沖縄の味はやっぱり、あったか~いものでした。


沖縄の味の思い出といえば---


先日の旅行で、壺屋近くにあるという
噂に聞いた台湾料理の「金壷食堂」さんをやっと発見。
(正確には、何度か看板は見ていたものの、そうと確認できたのが今回なのでした。)

こちらのお店、一見普通の小さな中華屋さん なのですが
看板をよくよく見ると『精進料理』とあり。。。肉類を一切使っていないお料理なのです。
しかも、十種類あまりのお料理とご飯、おかゆ、汁物、くだもの…を自由に選べる「バイキング」が常時500円なのです。

地元のおばあちゃんや一人旅らしい若い女の人が一人二人。
何となく話をしたり、TVのマラソンを眺めながら食事をしていました。
給食のような小皿一体型のトレイにお料理を盛っていくときは、正直少しだけドキドキしていましたが、食べるうちにホッとリラックスしている。そんなお店でした。

野菜だけの春巻きにはピーナッツペーストが入っていたり、色々な工夫がとても興味深いお料理でした。名物のちまきを頼まなかったのが心残りであります。

1月の沖縄散歩

2008年01月28日 | 沖縄
写真は1月のホウオウボク(鳳凰木)です。
国際通り周辺では街路樹として植えられていてますので、目にされている方も多いのではないでしょうか?
紅い花がいかにも南国というムードで、見るたびに元気をもらえる気がします。
現在は、さや形の実が30~40センチくらいに育っていました。巨大なサヤインゲンという感じ。
更にもっともっと大きくなって、黒くなり、落下するわけですが
巨大な黒い実が何事も無いように道端に落ちているのを見つけると、ゾクッっとするほど南の国にいる事を実感します。
私の「気になる木」です。


今回の短い旅では、ほとんどこの街路樹の見える範囲をうろうろ歩いていたわけですが、帰る日の午前中にバスに乗って南風原町にある琉球絣事業協同組合を訪ねる事ができました。

バスターミナルにはこんな案内板も。
裏側は日本語です。


琉球絣事業共同組合では、実際に機織を仕事にされている様子を見学する事ができます。また、後継者の育成にも力を注がれているようです。

染め上がった経糸をほぐしながら、機にかける前の準備をされている方と少しお話しました。
絣の柄に白く染め抜かれた部分がずれないように、間違いなく整理されていきます。
細く細く、艶やかな絹糸を柘櫛で整える仕草は非常に繊細で素早く、息を詰めながら見入ってしまいました。

これまでの琉球絣は各工程が分業化されていて、織をする人はひたすら機織だけを仕事にしてきたそうです。しかし現在では、すべての工程を一人でできるように『後継者育成』を進めているのだそうです。
絣織を支える人の数が減っている、ということでしょうか?

それにしても、お忙しいところに突然お邪魔したにもかかわらず
声をかけていただき、作業の説明までしていただいて
本当に貴重な時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。

雪積もる日に

2008年01月23日 | 沖縄
朝、カーテンをあけたら
白い世界が広がっていました。
東京は今シーズン初の積雪です。

やはり雪の日は静かですね。
シーンと冷えて、静かで。
学校へ向かう子供たちのはしゃぐ声が
今日は家の中まで届いてきました。


そして、こんな雪の日に我が家に着たのが
↑この方々。
沖縄の壺屋で焼かれたシーサーです。

3年程前だったでしょうか?
かねてより、シーサーに興味津々の家人が銀座で
この方々の作者、小橋川永勝さんのシーサーと出会いました。
でも、即購入ということにはならず。
再度会いに行った時には、既に姿を消していたのです。
その後、幾度かの沖縄旅行でたくさんのシーサーを見てまわり~
やはりあの時の―と思いは強くなっていったようです。

そして一昨年。
壺屋にあるお店を訪ねましたが
一対の、ちょうど良い大きさの方々が無く。
お店の方に私たちの希望するところを伝えてもらい、暫く待つことにしました。
しかし、新たなシーサーはなかなか現れず で。
お店の、ご家族らしい方と何度か電話で話すうちに
「本人に直接話してみてください」と連絡先を頂いたのでした。
どうやら、平たく言うと、難しい(?)方の様であります。

そう言われても、一度も面識の無い人に突然電話するというのはなかなか勇気が要るものです。
何となく先延ばしにして、万が一にもシーサーが来ていないかと百貨店の沖縄展なども見に行きました。
しかし、そこでも「本人に直接頼んでみたら?」と言われる始末(苦笑)
意を決して電話をかけたのが(家人が)昨年の4月でした。
電話ではシーサーの制作を快諾していただけたようです。
年内には、というお話で。

そしてそして、先週末に沖縄へ迎えに行ってきました。
幸運なことに、永勝さんご本人にもお会いすることができました。
シーサーについてのお話を静かに語ってくださいました。
『難しい方』にはとても思えませんでした。

予想以上に重かったので、配送をお願いしたわけですが
こんな雪の日に届くとは、なんだか忘れられない日になりそうです。

すっかり春のような沖縄では、今日もこんな風に
看板娘が昼寝をしているのかもしれません♪~

冬の日

2008年01月15日 | 暮らし
久しぶりに隣町の、『モッコウバラのお宅』にお邪魔しました。
ご主人が少しづつ手を入れているお庭は、大きな木の枝が払われ、随分さっぱりした様子。
意外な程がっしりした黒い幹の梅が、短い枝先にうっすらと白い蕾を付けていたり。
花もない、冬のお庭は少し寂しさを感じるような、時間が止まっているような景色だけれど、確実に次なる季節に向かってエネルギーが動いている!
そんな事を感じながらボーっと外を眺めていたら、お汁粉が出てきました。
きめ細かいお餅は、年末にこの庭でついた自家製!と聞いてびっくり。
毎年我が家がお世話になっているお米屋さんのお餅より、きめ細かくて美味でした。
私が2~3歳の頃までは、実家でも年末は家族でお餅をついていたのですが(かすかな記憶…)もう、今となっては自家製のお持ちのお味などすっかり忘れておりました。すばらしい~

*夢中で食べてしまった為、写真がありません。。。

夏は日よけに瓢箪を植えられたそうで。
たった一つ生った実はちゃんとお酒を入れる器に仕立てられていました。
(これも写真ありません。)
瓢箪の中を腐らせる過程はさぞ大変なのだろうと思ったら、今はいいものがあるそうで、全く悪臭が起こらずに瓢箪がつくれるのだそうです。
そして、瓢箪と同じように作ったのが↑のへちま。
一つ頂いてきました。

そう言えば、以前頂いたすりこぎには、瓢箪の飾りがついていました。妙なご縁です(笑)


帰り道、自家製の梅干とへちまを手に
そうだ今日の空を撮らなくては、と見上げると
柿の木に残された実が、シワシワになって赤い色を凝縮させていて。
鳥たちが盛んについばんでいるのでした。
(この写真では全くわかりませんが、柿の実に鶯がとまっています。たぶん鶯です。)

この季節にありがたい赤い柿の実。
気持ちの中にも同じように、小さくてほっこりと暖かいものを頂いて帰る。
今日のできごとデシタ。

暖をとりながら

2008年01月04日 | 暮らし
この冬は、まだ雪、みぞれすら見ていません。
決して寒いのが好きなわけでも得意なわけでもありませんが
何だか少し物足りないような気もしています。
(雪の多いお国に暮らす方々のご苦労を思うと、こんな呑気な事を考えてはいけないのですが。すみません)
ただ風の冷たさに、或は足元が悪く、ついうつむきがちに歩いていて。
ふと空を仰ぐと、白く雪をのせた蝋梅の細い枝先にかわいい花を見つける…
そんな嬉しい早春の発見も、今年は既に蝋梅の黄色い花が開いているのを見つけて、あえなく消えてしまいました。
暖かいのでしょうね、確実に。。。

ただし、今年の我が家は例年に比べると間違いなく寒いです。
なぜならストーブがこわれているから(苦笑)

10年使ったガス温風ファンヒーターがいけません。
ならば、と今までは時々火を入れて楽しんでいた火鉢を今年は主力暖房として使っています。
今までは、スイッチを入れればすぐに暖かくなるものがすぐ近くにあったので、火鉢の真の力を誤解していたようです。暖かいです。
部屋の片隅で、シュウシュウとお湯が沸いているという景色も、
おもえば久しく目にしていなかった。いいものですね。

こうなると、新しく暖房器具を買うとしても
その上にヤカンや鍋を乗せて使えるものを!と思ってしまうわけです。
我が家の事情では、石油ストーブではなくガスストーブで。

しかし、この条件を満たすものが探せません。
ガスストーブは、全くファンヒーターの時代になってしまっているようで
東京ガスの販売店に行ってもカタログすらありませんでした。
量販店でやっと見つけても「お取り寄せ」もので、実物が見られないのです(涙)

暖まりながら、お芋を煮たりお湯を沸かしておいたり…
そういうことを今更考えるのは、時代に逆行しているのだろうか?
ちょっと真剣にそんな事を思う、この冬であります。