goo blog サービス終了のお知らせ 

まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

金花糖

2015年02月10日 | 心おぼえ

2月に入り、まだまだ(と言うより、今が一番!)の寒さ*ですが

忘れてならないのが、雛飾り。

2月が終わると あっという間にその日がやってきてしまいますから。

お雛様・・・実家にあったのはガラスケースの中に飾る小さくて丸顔の~

姉と共有(と言い聞かされていた)お雛様でした。

当時は特別な想い~今感じているような感慨は、当然、何もなく

祖母や母に促されて 雛人形を並べていたハズですが、それでも

三人官女の持つ提子(ひさげ)や五人囃子の太鼓のバチを小さな手に持たせてあげる作業は

”子供”の私が許された静かな儀式のようでもあり、嬉しい時間でありました。

そして、お雛様が飾られると、商店街の大きなお菓子屋さんへ

お砂糖の茄子や桃や貝やらを買いに出かけるのです。

さあ、お雛様のお菓子を買いに行こう~と言って私の手を引いてくれる祖母(あるいは母)の様子が

いつもより少し愉しそうに思い出されるのは気のせいでしょうか。。。

そして何より、『好きなものを選んでいい』と言われた上に、私の指さすその特別なお菓子を

お店の人が小さな籠にそーっとそーっと盛り付けてくれる。

その一繋がりの幸福な光景は、今でも眩しく思い出されます。

あの、お雛様の砂糖菓子は『金花糖』という名だそうです。(今調べましたー)

暫く目にする事もなくなっていましたが、駅前のお店で見つけました!

この季節だけ特別なショーケースが出され、色とりどりの野菜、くだもの、貝、さかな、そして招き猫、張子犬、富士山!が並んでいました。

昨年は、ボヤボヤしているうちに売り切れてしまったので

まだ何の飾りも出していないのですが、鯛を一つ迎えました・笑

::::::::::::   ::::::::::::   ::::::::::::

糸コトのカードフォルダー 別名=スイカ入れ は2月18日より販売開始いたします。現在、紹介コーナー進行中です! 

→→→糸コトへGO→→→

 


ほんのり懐かしい

2014年04月01日 | 心おぼえ
4月になりました。桜は満開。
「朝ドラ」も杏さんのドラマは先週で終了しましたね。
なんとなく見始めたドラマでしたが、気が付けば
久しぶりに糠漬けを始めて 毎日かき混ぜています・苦笑

ドラマの主人公たちの世代は、私の祖父母と同じなのですが
正直、あまりソレを意識して見ることはなかったです。

しかしドラマの後半。主人公が“きもの”の上に
“うわっぱり”(というのでしょうか?)を重ねているのが妙に懐かしく感じるようになりました。

私が幼い頃、祖母やそのお友達はいつも着物を着ていて。
そして必ず“うわっぱり”も重ねていたのです。
今では考えられないほど地味な色柄が特徴といえるでしょうか。

杏さんのスリムな姿とは正反対の ふっくらした“ばあちゃん”でしたが
胸元の襟の重なりが懐かしく、つい目がいくようになりました。

・・・この ほんのり懐かしいコトを書こうと思いながらも
ぼやぼやしていたら、これもまた遠い昔の記憶が呼び起こされる小さな出会いがあって。 
続けて記すことにします。

::::::

↑写真、日本橋で開催されていた
『東日本復興支援チャリティー こどもの本の画家たち展2』(3月19日~25日)にて
販売されていた こけし です。
家人が頂いてきました。

こどもの本の仕事をされている画家達が福島産のこけしに絵を描いたそうで。
このタイの少数民族の衣装(?)をまとったこけしさんは尾崎曜子さんの作。
手の込んだ衣装で 頬を紅潮させた少女の顔が愛らしいです。

こけしを眺めていて、ふと思い出したのが遥か昔の羽田空港のお土産のこと。。。

幼い頃のある日、叔父さんが従姉妹たちを車に乗せて私の家にやってきて、
『空港に飛行機を見に行こう!』というのです。

突然の誘いに驚きつつ、それでも姉は大急ぎで支度を始めているのに
その日の私は、何故か へそ曲がりで(いつもの事か?) 
『ぜーったいに行かない』と。・苦笑
母や姉や叔父さんに、そこがどれ程楽しそうな所か説明されても説得されても
頑としてきかず、結局 家に留まって、車を見送ったのでした。

その日のお土産が、どこかの国の民族衣装を身につけていた人形でした。

記憶が正しければ やはり木製の土台にペイントされたもので。
布の簡単な帽子?やネックレス?が糊で留められて。
プロポーションはもっと細く、すらっとした感じだったような。。。 
(空港に行った従姉妹たちも姉も 夫々違う国の衣装の人形を買ってもらっていた様子)

姉の笑顔と、お土産のお人形をしばし眺め・・・
『空港に飛行機を見に行く』のは、もしかしたら楽しくて、特別な事だったのではないか!と気が付いたような~
~後悔先に立たず・・・ですね。

最近、ふと思い出すのは 記憶が曖昧な幼い頃のコトが多いようなー
何故だろう 昨日の事はすぐ忘れてしまうのに。。。

オトギクヅユ

2013年01月18日 | 心おぼえ
金沢の友から 届いた「むか志ばなし」

この外箱は 只者ではない気配が・・・とワクワク あけてみると!



中には こんなかわいい小箱が! 
『オトギクヅユ』という名前だそうです

椀一杯分の葛湯と小さーな“おかき”が入っているのです
葛湯は ほんのり優しい甘さ 
“おかき”はよく見ると犬や兎の形のものがありました かわいい♪

次は何が出てくるのだろう?という楽しみまであり
大事に頂きたいけど すぐ次が食べてみたくなるような・・・笑

雪の町から暖かい贈り物 どうもありがとう
おいしいです


::::::::::::

くず湯といえば

何度もココに書いているかもしれませんが

私のくず湯の思い出は 夏です
小学生の夏休み 学校のプールから帰ってくると
祖母が冷たい麦茶(砂糖入り)の代わりに 作ってくれたのが
くず湯でした
「暑い暑いと思っても 水に入ってお腹の中は冷えているから」と言うような説明で
小鍋からとろりと出てきた 熱々のくず湯は 真夏でも美味しく 楽しいおやつでした

私と同じく 
くず湯といえば おばあちゃんを思い出すという友が二人います
あったかーい くず湯とおばあちゃん ありがたいです

ぎんなん 皮むき

2012年12月01日 | 心おぼえ
しばらくぶりに ぎんなんを炒ってみる

我が家にしては 大量に買ったのも久しぶりだし
前回は紙袋に入れて レンジで・・・というのを試してみのだから

ぎんなん炒るのは10年ぶり?、、、もしからたらもっと間があいているかもしれない

ぎんなん好きの家人に 炒ってもらおうとたのんだものの
加減がわからないと言う  そう言われると 私もわからない…

でも、始めてしまえば これは案ずるより・・・で
あの 独特のぎんなんの匂いが 美味しいぎんなんの香りに変わって
食べごろがはっきりと判りました・笑

焦げた皮を剥きながら
思い出すのは 祖母が火鉢でゆっくり
ぎんなんを炒る姿

幼い私の手では この殻を割って
翡翠色の実を取り出すのは 難しく
実一つと格闘している間に 祖母は横で
全てのぎんなんの殻を剥き終えて
そして 夕餉の茶碗蒸しにぎんなん!

:::::::::

そういえば 「皮むき」で
今も忘れられない祖母の言葉。。。

鍋いっぱいに茹で上がった栗を
一つづつ剥いている祖母の横で 次々にそれを口に入れる 
私、姉、時には父(?)
いくら剥いても 自分の口には入らない 追いつかない訳で
栗好きの祖母、さすがにちょっと愚痴も出て…
こんなに美味しい栗を 剥いて食べさせてくれる人は世の中探しても母(祖母)しかいないよーと
よくよく言っていましたっけ。


ほんとうに その通りだね ばあちゃん!

11月23日     *追記しました。(11/24)

2011年11月23日 | 心おぼえ
11月23日・祝日といえば、
私の中では、柿を採る日でした。

実家の
家と塀の間の、人ひとり通れる位の幅に植えられた柿の木

確か…記憶が間違っていなければ
私がまだ小さかった頃に、近くのお寺の「植木市」で祖母が買ってきて植えたものでした。
実のなるものがあると嬉しいね、と。

私は、いつ頃からか?
実を付けるようになってから
その柿の木の存在を意識するようになり(苦笑)

毎年、秋には
もうそろそろかしら?と誰かが一つ二つ採って来て
収穫の頃合いをみるのです。

天候も実りの数も、年によって様々なのに
結局、「やっぱり今年も11月23日だったね」となって。
ある年から、この日が【柿をとる日】に決定されました。

あんなに窮屈な場所で、枝を掃われながら
三桁の数の実を育ててくれた柿の木が
今はなくなってしまったのが残念です。
しゃきっと歯ごたえがあって、甘い次郎柿でした。

:::::::::::::::::::::

そして、23日の翌日は私の結婚記念日なのでした。
今朝、『式の前日は何してたかな?』という話題になって
結局、二人とも 祝日なのに仕事をしていたようです。
いたって普通の日、でした。

そんな訳、と言うのでもありませんが
今日は神田小川町あたりを歩いてきました。

トプカで刺激的なカレーを食べ。
その後、ずーっと行ってみたいと思っていた近江屋洋菓子店へ♪

*近江屋洋菓子店さんの紙袋↓渋いです。


トプカさんと近江屋さんが予想以上に近くて。
満腹で、ケーキが食べられないのじゃないかという心配は
ショーケースの中のイチゴサンドショートケーキ↑を見た瞬間に消えて・笑

予想通りの、懐かしい味です。クリームが軽くて私好みでした。
別腹は大きいです。(笑)

こちらのお店でいただく場合、飲み物はバイキング式なんです。
ちなみに今日は
珈琲、紅茶、ホットミルク、ホットチョコレート、スープ、
フルーツジュース(みかんとイチゴ)、アボカドミックスがありました。

フルーツジュースは、目の前で大量の果物をミキサーにかけて作っていらして
見ているだけで嬉しくなりました。

名物?のアップルパイまでは手が出せずに帰ってきましたので、
また必ず行きたい!と思っています・笑

:::::::::::::

アップルパイといえば、
トプカさん近くのSIOYAというお店には
江戸細工(ミニチュア)のコーナーがあり、
ちっちゃい物倶楽部魂をくすぐられてしまいましたが、
その中に、『近江屋洋菓子店のアップルパイ』、
さらに『神田まつや』と『神田やぶそば』の“もり蕎麦”のミニチュアがありました。
面白い!(残念ながら写真はありません)

↓こちらもSIOYAさんで。
『明神あめ/大國屋』の黒糖はっか飴。
一つづつ紙で包んである飴って、今はもうあまり見かけなくなりました。
鼻に抜ける“はっか”が好いです。