我が家のベランダには、大小合わせて十八個の植木鉢に十数種類の植物があります。当初は綺麗な花が一年中咲いているような可憐なベランダを夢見ていましたが、現在は虫の付きにくい丈夫な”葉もの”が中心となっていて、花はいつも疎らに咲いている感じです。
植木の手入れで一番気が重い事は虫を取り除く事ですが、次いでなかなか手が動かないのが雑草(=私が植えた植物でないもの)を抜く事です。
園芸の本を見ると「病気の原因にもなる為こまめに抜かなくてはいけない」とあり、我が家のような小さなベランダでは、とても大切な作業なのですが。。。
鉢の隅に芽生えた草は近づいて見れば見るほど可愛らしく、ついつい抜かずに置いておくとあっという間に大きく元気に育ってしまいます。生命力をみなぎらせて上を向いている草の根は地中でさらに大きくびっしりと育っており、引き抜く力に抵抗する力強さは時には悲鳴のような波動となって伝わってくるような気がします。
まして可憐な花を付けていたら…決断はどんどん鈍ってしまいます。
「身近な雑草のゆかいな生き方」 この本の表紙に描かれている「雑草」も我が家のベランダで花を咲かせていた事がありました。小さな黄色い花があまりに可愛らしくて、このまま育ててしまおうと思ったほどでした。しかし、数週間後にはベランダの鉢が全部この名も知らぬ草で覆われてしまいそうになって、抜く決心をしたのでした。
図書館で偶然(というより突然)目の前にこの本が現れた時には、思わずあっと声を出しそうになりました。そして直に借りて帰ってきた訳です。
ここにはビルの谷間やアスファルトの道端にも見つけられる身近な50種類の「雑草」の生態が精密なイラストと共に紹介されています。そのメカニズムを擬人化した文章に少しやりすぎ?と感じるところもありましたが、過酷な環境で種を残し続ける植物の営みの一端を易しく解説していて楽しく読む事ができました。
ちなみに---
表紙のイラストはスベリヒユという名でマツバボタンの仲間。高温乾燥に強く、その生命力が吉祥とされ古名を「伊波為都良・いはいつる」という。食べられるらしいです。
”ひっつき虫”と呼ばれているオナモミは人や動物に種を遠くに運んでもらう為にトゲトゲを作っているという。そればかりか状況不明な土地で確実に成長できるように、種には発芽時期の異なる2つの種子が用意されているという!子供の頃は”ひっつき虫”にそんな機能が備わっているとは考えもせずに友達の背中に投げつけて遊んでいただけでした。
カタバミも植木鉢の隅によく生えています。葉に大量のシュウ酸を含んでいる為、この葉で金属を磨くとピカピカになるので別名「黄金草・こがねぐさ」。花ことばは≪輝く心≫だとか。ますます抜き去る事ができなくなりそうです。ふ~。
植木の手入れで一番気が重い事は虫を取り除く事ですが、次いでなかなか手が動かないのが雑草(=私が植えた植物でないもの)を抜く事です。
園芸の本を見ると「病気の原因にもなる為こまめに抜かなくてはいけない」とあり、我が家のような小さなベランダでは、とても大切な作業なのですが。。。
鉢の隅に芽生えた草は近づいて見れば見るほど可愛らしく、ついつい抜かずに置いておくとあっという間に大きく元気に育ってしまいます。生命力をみなぎらせて上を向いている草の根は地中でさらに大きくびっしりと育っており、引き抜く力に抵抗する力強さは時には悲鳴のような波動となって伝わってくるような気がします。
まして可憐な花を付けていたら…決断はどんどん鈍ってしまいます。
「身近な雑草のゆかいな生き方」 この本の表紙に描かれている「雑草」も我が家のベランダで花を咲かせていた事がありました。小さな黄色い花があまりに可愛らしくて、このまま育ててしまおうと思ったほどでした。しかし、数週間後にはベランダの鉢が全部この名も知らぬ草で覆われてしまいそうになって、抜く決心をしたのでした。
図書館で偶然(というより突然)目の前にこの本が現れた時には、思わずあっと声を出しそうになりました。そして直に借りて帰ってきた訳です。
ここにはビルの谷間やアスファルトの道端にも見つけられる身近な50種類の「雑草」の生態が精密なイラストと共に紹介されています。そのメカニズムを擬人化した文章に少しやりすぎ?と感じるところもありましたが、過酷な環境で種を残し続ける植物の営みの一端を易しく解説していて楽しく読む事ができました。
ちなみに---
表紙のイラストはスベリヒユという名でマツバボタンの仲間。高温乾燥に強く、その生命力が吉祥とされ古名を「伊波為都良・いはいつる」という。食べられるらしいです。
”ひっつき虫”と呼ばれているオナモミは人や動物に種を遠くに運んでもらう為にトゲトゲを作っているという。そればかりか状況不明な土地で確実に成長できるように、種には発芽時期の異なる2つの種子が用意されているという!子供の頃は”ひっつき虫”にそんな機能が備わっているとは考えもせずに友達の背中に投げつけて遊んでいただけでした。
カタバミも植木鉢の隅によく生えています。葉に大量のシュウ酸を含んでいる為、この葉で金属を磨くとピカピカになるので別名「黄金草・こがねぐさ」。花ことばは≪輝く心≫だとか。ますます抜き去る事ができなくなりそうです。ふ~。
名前がわかって、ちょっとすっきりしました。
朝日新聞に週1で連載していた、いとうせいこうのベランダガーデンに関するエッセイの中で、
雑草のたくましさが気に入って、それを残しておきたくて日当たりのいいところへ移したら、すぐに枯れてしまった、というのがありました。
雑草は移植にとても弱い‥。考えてみたらあたりまえのことですよね、勝手に飛んできて、勝手に根をおろすのが「雑草」なんだから。
最初は何かな?って思って、しばらく成長を見守って、大きくなって来てからそれが、一本はクチナシ、もう一本はアカミノイヌツゲっていう垣根によく使われる木だということが判明。
今ではどちらも私の身長よりも大きくなったのですが、今度はクチナシの甘い香りに誘われて、オオスカシバという蛾のクセに羽が透き通って、体がキイロとクロで、まるで太ったハチのような虫が卵を産みに来ます。
それが孵ると青虫になり、クチナシの新芽を食い荒らすので、見つけ次第駆除しているのですが、1~2センチくらいの状態で見つければ手で掴めても、7~8センチくらいで見つけると、洗車ブラシで格闘しています。
話がかなり反れましたね。
雑草は、私も花が咲いていたりするとむしったりできないです。
雑草にも弱点があったなんて、しかも意外な方向で新鮮だな~。
虫や雑草をどうにかする事がこんなに大変に思えてしまうのは
一つにはベランダでちょうこちょこ育てているからなんじゃないかと思うのです。それが庭だったり、広い畑だったりしたら、ずっと心がまえも違ってくるような気がします。今は色んな意味で現状が限界って感じです。
バザー作品がどんどん出来上がってきて、もうビックリです!ご近所の皆さんがうらやましいです。
ところでひろちょさんのお家は綺麗な花や実の付く木は生えてくるし、亀はやってくるし、本当に素敵ですね~♪
私はバッタやカマキリは掴める自信がありますが青虫は全くお手上げです。
何年か前に、虫よけに焼酎に唐辛子を漬けたものを作ったのですが《50倍くらいに薄めて散布すると虫が逃げていくという優れもの》うちの場合、虫達も他に逃げ場が無いようで…何と言うか、お互い辛いなぁ~と言う状況でした。