保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

平取町 振内駅跡のD51と客車

2011-09-16 11:18:00 | 胆振・日高(北海道)


場所:平取町振内町 振内鉄道記念館
保存車両:D51-23、スハ45-37、スハフ42-519、ワム80000(番号不明)
(2011年9月15日訪問)

国鉄富内線の振内駅だった場所です。かつての駅構内が一部残され車両が保存されると共に、鉄道資料館が併設されています。


このD51は、国鉄の「D51 23」とは別の車両です。戦後サハリン(樺太)へ輸出されたもので、現地で引退後に数両が日本へ里帰りしました。
里帰りしたD51は北海道内を中心に各地で保存されていましたが、解体が進み現在国内に残るのは、ここの23号機と別海町の27号機のみとなっています。


客車2両は、ライダーハウスとして活用されています。車内は横になれるようカーペット敷きになり、シャワー室もあります。トイレも車内のものを使用出来るようです。
塗装はオリジナルの水色になっており、2008年以降に塗り替えられたものです。


先の画像とは反対側。塗り替え前の塗装(オリジナルですが)が残っており、かつては車体全体がこの色でした。
この面は特に補修されておらず痛みがあります。


D51達とは離れた公園の隅に地味~に存在するワムハチ。物置に使用されているようですが、足回りが完全に残っています。これもかつては薄緑色でしたが、客車と同じ水色に塗られています。
ワムハチの手前には、イベント等で使用するステージが設置されています。バックヤードにでも使用されていたのでしょうか。

鉄道資料館は普段施錠されており、近くの役場支所に頼めば公開してもらえるそうです(今回は未訪問)。ライダーハウスの使用申し込みも役場支所となっています。

(2019年9月25日追記)

2019年に再訪したところ、客車が塗り替えられていました。塗り替え時期は2016年8月~2019年9月の間かと思われます。
少し離れたところにあるワムハチも同じ青一色になっていました。

 

※2022年6月25日追記

2022年6月24日に確認したところ、D51の運転席側デフレクターに個人からの寄贈を示すプレートが取り付けられていました。

個人名部分は当方で隠しております。どのような経緯でサハリンから帰って個人へ渡り、ここへ置かれるようになったのでしょうか。

 

2024年5月6日 現存を確認


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