保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

安平町追分 鉄道資料館の車両たち

2019-08-01 11:00:00 | 胆振・日高(北海道)


場所:安平町追分白樺2丁目14番地 安平町鉄道資料館
保存車両:スハ45-25、(キハ183-220)
(2011年9月15日訪問)
※2019年8月1日加筆修正

元は「追分町鉄道資料館」という所でした。JR追分駅裏手にあります。
D51-320が保存されていましたが道の駅あびらへ移設されています。道の駅あびらでの保存車両は別記事にて紹介しています。


スハ45-25です。この車両の特徴として、トイレ窓が近代化更新の際に楕円型に変更されています。
写真の展示スペースや休憩室に使われる他、車内の約半分は原形の座席が残っています。
再塗装されず色あせています。

キハ183-220はかつてD51-320が保存されていた車庫内に置かれているそうですが、訪問した際には確認出来ませんでした。周辺の整備に合わせて見学できるようになるものと思われます。


※以下は旧記事を修正したものです。現在は道の駅あびらに移設された車両もあります。2011年の撮影です。


ワムハチ3両は連結された状態で置かれています。非常にきれいな状態ですが、標記は車番以外無くなっています。


ワムハチは倉庫に使われているようです。


広い公園を囲むように車両が置かれています。ワムハチとスハ45は90度向きが違います。
D51が収まる車庫(現在はキハ183-220を保管)はスハ45の右手にあります。
最初の画像(2019年)とこの画像(2011年)を見比べると、スハ45はワムハチがあった場所に移され、ホームや遊具が撤去されていることが分かります。


安平町(平成の合併前は追分町)鉄道資料館の保存車両です。
普段は車庫に仕舞われていますが、定例開館日にはこのように車庫から引き出され屋外で展示されていました。


この機関車は、静態保存車両の中では最も状態が良いと言える車両です。保存会の方々が各部の磨き出しを行い、車庫から引き出す関係から軸受やピン類にも油が注されています。


惚れ惚れするぐらい美しい状態です。
なおこの安平町鉄道資料館には本来はD51-241が保存される予定でしたが、火災で焼失してしまったためこのD51-320が保存されたという経緯があります。あまりに有名な話なので詳細は割愛します。


D51のテンダーと後ろに連結された貨車移動機。手前の貨車移動機でD51を屋外へ移動させています。


協三工業で1969(昭和44)年に製造された10t貨車移動機です。機械番号は06-28-01-028です。



必要に迫られて使われているだけで「保存車」や「動態保存」とは言えないのかもしれません。しかし今でも現役で活躍している貨車移動機は貴重な存在で、エンジンは稼動しD51に圧縮空気を送ります。
個人的にはD51よりこちらが気になっていました。


連結器の向こう側の台枠が斜めに切り落とされているのが分かるでしょうか。これは原形では複線型スノープロウが取り付けられていたためです。現在は前面のスノープロウは撤去されています。
同型車が遠別町や美深町などに静態保存されています。


車庫の奥にはキハ27(または56)の運転台を改造した運転シミュレーターが置かれています。前面窓の前にテレビを置いただけの原始的な物です。


スハ45-20の2011年の様子です。塗装されて間もないのかきれいな状態です。


90°向きが変わるように移設されましたが、それ以外に変化はないようです。


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