保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【兵庫】神戸市 神戸駅前のD51

2015-10-06 16:55:00 | 大阪・兵庫

場所:兵庫県神戸市中央区相生町1丁目3
保存車両:D51-1072
(2015年10月6日訪問)

JR神戸駅の東側に保存されている車両です。JR東海道本線より海側のJR線高架横に置かれています。
道路に面した場所に置かれていますが、周囲には柵があることと機関車横に地下駐車場の出口があるため、車両に触れる事は難しいかと思います。


大量に製造されたD51の中で、1944(昭和19)年から製造された「戦時型」と呼ばれるタイプです。使用材料や工数の見直しが行われたため、カマボコ形の砂ドームや舟底式テンダーなどが標準型とは大きく違う点です。
加えて北海道向け装備であり、切り詰められたデフレクターや密閉キャブも特徴です。テンダーに後進用のヘッドライトが無いことも北海道型の特徴です。
この1072号機は製造直後に北海道へ配置され、廃車まで北海道を離れる事はありませんでした。


横から見るとカマボコ形のドームがよく分かるかと思います。
この車両は一時期荒廃していましたが、ボランティアの方がほぼ1人で修繕して下さったため現在では綺麗な姿をしています。
都市の中心部ですのでイタズラや破壊行為が心配ですが、いつまでも大切に保存されてほしいものです。

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