保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【韓国】義王市 鉄道博物館の車両たち(その1)

2015-01-17 17:53:00 | 韓国

場所:大韓民国 京畿道義王市月岩洞374-1 鉄道博物館
保存車両:多数
(2014年10月22日訪問)

ソウル市より列車で1時間程の義王市にある鉄道博物館です。KORAIL(韓国鉄道公社)直営の施設で、韓国一とも言える数の保存車両があります。


正門より入ると、屋根の下に置かれた車両が出迎えます。
SLは미가(ミカ)3-161です。1940(昭和15)年に日本車輌で製作された2-8-2(1D1)の軸配置を持つ機関車です。


1963(昭和38)年に新潟鉄工所で製作され輸出された672形気動車です。
普通列車で運用されました。日本の国鉄キハ20に似ていますが、この車両はカミンズ製エンジンを2台搭載し、扉が両開き(2枚折戸かもしれません)になっているなど印象が異なります。日本のキハ52が違う進化の仕方をすればこうなったのかなという感じです。


1960(昭和35)年にアメリカ・ALCO社で製造されたディーゼル機関車です。


首都圏電鉄(現在のソウル地下鉄1号線)開業に合わせて製造された1000系電車1001号です。
日本で製作された車両で、日本の国鉄301系電車とそっくりです。


こちらも1000系電車ですが、この1115号は韓国で製造された車両です。日本で製造された1001号等を踏襲するスタイルです。
なお1000系電車は今でもソウル地下鉄1号線で活躍していますが、現役のものは外観が大きく異なります。保存車は「初期車」と呼ばれるグループです。


同じく韓国製の中間車1301号。車内はロングシートで日本の103系や301系とほぼ同じ雰囲気です。


1980(昭和55)年に韓国で製造された9900系電車です。韓国の鉄道職員が日本を訪問した際、485系のような特急電車を走らせたいと言ったことがきっかけで誕生しました。日本の日立製作所が全面協力し、485系を彷彿とさせる外観となりました。
ムグンファ号で活躍しましたが、2001(平成13)年に廃車されました。

画像が多いため3回に分けてご紹介します。(その2)へ続く

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