保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【千葉】成田市 栗山公園のD51

2011-12-01 12:02:00 | 千葉


場所:千葉県成田市花崎町 栗山公園
保存車両:D51-609
(2011年11月29日訪問)

京成成田駅から徒歩5分程の場所に保存されている機関車です。京成成田駅から向かうと、京成本線の高架橋をくぐってすぐの場所にあります。


新潟地区で長く活躍したカマのようです。
屋根や柵が付いて大切に保存されています。画像からは分かりずらいですが、レール間にはピットがあり車両を下から見学できるようになっています(通常は外周の柵が施錠されており立ち入り出来ません)。


この機関車はただの飾り物や遊具として保存されている訳ではなく、教材として置かれているそうです。詳しい構造の説明板もあります。
蒸気の持つエネルギーで重い列車を動かせることに改めて感心します。

おまけ

D51の周りにはミニ列車の線路が敷かれており、その倉庫として活用されているワム75626です。再塗装されていますが標記が残っていることが嬉しいです。

余談ですが、このD51-609は2011年3月11日の東日本大震災の地震で被災し、エンジン部分が脱線しピットに落ちてしまいました。現在は復旧されています。
以下は参考サイト(※当方のサイトではありません)

http://blog.goo.ne.jp/iceman2814/e/5008283dac11e7691ec9120f961aa2b3
機関車が脱線しまだ復旧されていない頃の写真があります。

2013年11月19日 現存を確認


【千葉】銚子市 ヤマサ醤油のオットー機関車

2011-12-01 01:42:00 | 千葉

場所:千葉県銚子市北小川町 ヤマサ醤油第一工場
保存車両:ディーゼル機関車(無番号) ※通称オットー
(2011年11月29日訪問)
 ※許可を得て撮影

銚子電鉄仲ノ町駅から徒歩5分程の所にある、ヤマサ醤油の工場で保存されている小さな機関車です。国内現存最古のディーゼル機関車と紹介されています。


この機関車は大正9年にドイツのドイッツ社で製造されました。ヤマサ醤油専用線には昭和32年にやって来て、昭和39年に廃車されました。廃車後も保管され現在に至ります。
単気筒エンジンと大きな弾み車を搭載し、このエンジン方式はオットーサイクルと呼ばれます。発案者がオットー氏であったことから、この機関車も「オットー」と呼ばれています。


現在はガラスのショーケースのような部屋に収められ大切に保存されています。
この機関車は1067mm軌間で国鉄貨車の牽引に活躍していました。連結器の大きさや高さからこの機関車がとても小さいことが分かるかと思います。


運転台です。
現役当時のままかは分かりませんが、どうやって走行させるのか見当も付きません。おそらくブレーキ(手ブレーキハンドル)とアクセル(マスコン)だと思いますが、細かい制御は出来たのでしょうか?