保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【青森】青森市 青森市森林博物館の車両たち

2011-12-06 16:44:00 | 青森・秋田・岩手

場所:青森県青森市柳川2丁目4番37号 青森市森林博物館
保存車両:大畑森林鉄道ディーゼル機関車(無番号)、津軽森林鉄道客車(あすなろ)、運材台車2台
(2011年12月2日訪問)(※許可を得て撮影)

青森駅西口から徒歩10分程の場所にある青森市森林博物館で保存されている車両です。
機関車は大畑森林鉄道で活躍していたもので、協三工業製5t機です。


機関車の運転台。鉄道車両と言うよりはブルドーザーや重機のような運転台です。


津軽森林鉄道の客車です。湘南電車のような塗装が斬新です。
視察車という車両で、一般旅客営業で使われた訳ではないようです。お偉いさんや他社からの視察者の乗車に使われたようです。
現役当時のものかは分かりませんが、ふかふかの転換クロスシートが装備されています。
※アスナロというのはヒバと同じ種類の木(ヒバの別名?)です。


運材台車です。搭載される木材は青森県で産出するヒバです。
津軽森林鉄道はヒバ材を積み出すために敷設され、津軽半島に本線だけで約70km、支線も含めると約120kmに及ぶ路線を有していました。
しかしトラック輸送に押される形で、昭和42年に全線廃止されました。


これら3両の車両は、博物館とは別の建屋内で保存されています。
シャッターの部分から外まで線路が伸びていますが、通常は外に出されることはありません。しかし塗装や修理の際には外に引き出されるのかもしれません。