ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

日射病?

2023-08-07 10:13:50 | その他

 8月4日に再び前記事で紹介したホソミモリトンボの観察と撮影に行ってきた。毎日、出勤時は午前4時半に起きるのも辛いが、昆虫となれば午前2時半でも平気である。3時に自宅を出発し、現地には5時過ぎに到着。前回は7時頃からすでにホソミモリトンボが飛んでいたので、何時から現れるか確かめるために5時半より待機した。
 この日は快晴で、東京では見られない濃い青空が広がっている。6時半頃からはたくさんのアキアカネが飛び始めた。7時。湿原全体に太陽が当たり、そろそろかろ思いきや、飛んでこない。たった4~5日でいなくなってしまったのかといやな予感がしたが、8時になって、ようやく現れた。朝の食事で、周囲を早いスピードで飛び回る。そこにもう1頭が現れ、バトルが始まる。
 そんな様子を見ていると、8時半、30m先をタンデム飛翔する姿。慎重に目で追うが、途中で見失ってしまった。こんなに早くからメスは産卵に訪れているのだろうか?しかし、オスは目ざとい。
 オスもメスも、いつ飛んでくるのか分からないため、この場所を離れるわけにはいかない。結局、正午近くまで6時間ほど同じ場所で観察を続けた。その間、オスは1時間おきくらいに現れ、メスも産卵に訪れた。また、新たなタンデム飛翔する様子も見られた。残念ながら、良い写真は撮れなかったので、今季、もう一度訪れたいと思う。

 この日は、昼で引き上げ帰路に就いたが、平日だと言うのに高速道路はいつもの場所で11kmの渋滞。おまけに八王子から国立まで事故で通行止めとの表示。仕方なく、現地からずっと一般道を走り、自宅まで5時間以上かかってしまった。
 翌土曜日は出勤である。4時半に辛い思いをして起き、仕事に向かう。普通に元気であったが、社員食堂で昼食をとった後から、腰から下にかなりの倦怠感。頭痛とめまいもする。なんとか仕事を終え、帰宅した時はまだ平気であったが、夜は日に焼けた顔と腕が熱を帯び寝苦しい。翌日曜日は、頭痛とめまいに加え極度の腰痛で起きられない。食欲ゼロ。1日中、寝ていた。最近、職場でコロナが再び猛威を振るっているため、感染も疑ったが、どうやら日射病のようだ。標高が高く空気が澄んだ場所で直射日光を6時間も浴び続けた結果である。
 今までこんなことはなかったが、還暦近くになると、無理がきかなくなっているのだろう。幸い、腰痛は残っているものの月曜日は頭痛とめまいはなくなった。休日であるため、仕事に備えてのんびり過ごそうと思う。

 掲載の写真は、前回、訪れたときに撮った朝のカラマツ林である。朝もやの湿原の素晴らしい光景も撮っているが、場所が特定される可能性があるために掲載を見送った。

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

朝のカラマツ林の写真
朝のカラマツ林
Canon EOS 7D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE / 絞り優先AE F8.0 1/25秒 ISO 320(撮影地:本州中部 2013.07.30 6:36)
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