天の川は、およそ2000億の恒星が集まって形成する銀河系(天の川銀河)のことであり、地球のある太陽系はその一部であるから銀河系を内部から見ることになる。天の川は、英語でMilky Way(ミルキーウェイ)と言われ、夜空を横切るように存在する雲状の光の帯が印象的だが、これは太陽系から銀河系の中心方向をみた光景で、日本では春から晩夏まで見られる「夏の天の川」である。一方、冬になると銀河系の中心とは反対側を見ることになり、従って「冬の天の川」は雲状ではなく無数の星の帯として見える。
星空の写真撮影はこれまでも時々行っており、天の川も、かつて宮古島でその一部を撮影していたが、今年は天の川を風景写真として撮ることを目標に取り組んだ。
天の川を撮るには、まず場所と日時の選択、そして天候とのタイミングが重要である。街明りがなく星が綺麗に見える場所で、月が出ていない日を選ぶが、サラリーマンゆえに基本的に土曜日の夜にしか撮影できる日がないので、ひと月に1~2回くらいしかチャンスがない。しかも、夜間に晴れていなければならないので、条件が揃う日を待つしかない。
本記事では、今年各地で撮影した写真の中から駄作ばかり5点とかつて宮古島で撮影したものを掲載した。天の川を撮るために準備をして出かけて行って写したものもあるが、他の撮影で行った場所で、たまたま見えたので撮ったものもある。天の川そのものの撮影は簡単だが、天の川だけを綺麗に写しても風景写真としては物足りないことがよく分かる。その場での感動を写すことも大切だが、やはり事前にどのような絵を撮りたいかをイメージしておくことが必要だ。これらの経験をもとに、今後は「作品」になるように懲りずに挑戦したいと思う。
以下に、星空撮影において参考にしているサイトを紹介したい。
以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 44秒 ISO 1250/ PRO1D プロソフトン[A](W)使用(撮影地:新潟県十日町市 2018.4.21 1:50)

Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 30秒 ISO 1250 +1EV(撮影地:山梨県身延町 2018.3.17 3:28)

Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 32秒 ISO 1600(撮影地:長野県松本市/乗鞍高原 2018.07.21 1:10)

Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 30秒 ISO 1600(撮影地:岩手県二戸市/折爪岳 2018.07.14 20:56)

Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / バルブ撮影 F2.8 30秒 ISO 800 PRO1D プロソフトン[A](W)使用(撮影地:栃木県日光市 2018.3.10 20:51)

Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG / 絞り優先AE F2.8 10秒 ISO 6400(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)
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東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) 2018 Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.
自分の中で埋もれていた
『天の川を撮りたい』と言う気持ちが
再燃する綺麗な写真の数々でした。
ではでは。。。。。。や
星空、特に天の川が浪漫を感じますね。
今年から本腰を入れて撮り始めましたので
まだまだ綺麗に撮れていませんが、
試行錯誤しながら、風景として撮って行きたいと思っています。
私の写真は何の参考にもならない駄作ですが、ご覧頂きありがとうございます。