カトリヤンマの青眼型メスを探しに、個体数の多い生息地を訪れた。青眼型メスは、昨年の11月5日に証拠程度の写真「カトリヤンマ(青眼型メス)」を、また今年の9月24日には、複眼と腹部の一部が青いタイプ「カトリヤンマのメス」を撮影しているが、確実な写真を撮影したい。
本日の天気は、曇りのち時々晴れ。気温は正午で20℃。すこし肌寒い。現地に13時半に到着すると、1頭のカトリヤンマのメスが、すでに産卵中であった。この個体の複眼は、ノーマルタイプの緑色。その後は、待機してもメスの飛来がほとんどない。気温が低いためだろうか、15時半になっても飛来したメスは2頭だけで、それぞれの複眼は緑色であった。
カトリヤンマの青眼型メスの存在は、あまり知られていない。過去に撮影した個体は、10月末から11月上旬に撮影した個体に含まれていたことから、老熟によって変化したものという可能性もある。まだシーズン終了まで一か月ほどあるので、チャンスを見つけて再び探索したいと思う。
カトリヤンマの産卵シーンの撮影においては、草がヤンマの上や手前に被らないで全身を撮ることが、今期の目標であったが、それについては、何とか達成できた。今後は、周囲の環境も写し込む広角撮影にも挑戦していきたいと思う。
4枚目の写真は、カトリヤンマを探索中に林の上から落ちてきたオニヤンマである。オスが、枝で休んでいたメスを見つけて交尾しようとしたのだろう。地上で転がりながら、最後は連結して遠くの林へと飛び去っていった。本記事とは関係がないが、見ることの少ないシーンであったため掲載した。
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カトリヤンマ(産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 400 -1/3EV ストロボ使用(2017.10.04)

カトリヤンマ(産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/200秒 ISO 400 -1 1/3EV ストロボ使用(2017.10.04)

カトリヤンマ(産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 1000 -2/3EV(2017.10.04)

オニヤンマ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 800 -2/3EV(2017.10.04)
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