幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

太陽と雨

2017-10-25 00:20:01 | Weblog

太陽と雨

海原に立つ波

心臓の鼓動のように

打ち続けるバスドラム

シンバルが響き渡る

海上に吹きつける雨

砂漠に降り注ぐ太陽のように

煌々として

容赦なく

看守のように情けもなく

死人のように後悔することもなく

ただ

打ち続けるスネアドラムの連打のように

降り続き

やがて、海は溢れ

号泣する涙

地球が静止するまで

心臓ははり裂け

降り注ぐ太陽は

雨粒ひとつひとつを照らしだす

ダイヤモンドの血しぶきのように
































この6、7年は、私にとってどん底の谷間でした。

2017-10-22 19:24:37 | Weblog

“精神”を探求すると、どうしても自分自身の狂気にぶち当たる。


この6、7年は、私にとってどん底の谷間でした。“狂気”という言葉が適切かどうかわかりませんが、まさにJillian が教えてくれたように、フェニックスはそこにいたのだと今ではわかります。フェニックスはそこにしかいません。どん底の中でも時々自分自身のことをまさに井元さんが言われたように“言語化”していたので、それを読み返すと自分自身に愕然とするのです。とても恐ろしくて、ぶるぶる震えるくらいです。
「恐れ知らず」とは、実はとても恐ろしいことです。それも私が“挫折”したからわかることです。
睡眠薬やアルコールを飲むことはとてもよくないことです。頭が壊れてはじめて気が付くことです。それ以上によくないのは向精神薬ですが、脳が壊れてはじめて気が付くのです。
でも谷間の底にいるときは、どんなにいいこと正しいことをアドバイスされても、それを実行することはできません。更に深みに進んでいくしかないときもあるのです。山があれば谷もある。でもできれば平地がいいですね。それとも、海がいいかな。波ひとつ立たない鏡のような凪の海。

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皆さんお元気ですか?

2017-10-15 01:28:13 | Weblog

皆さんお元気ですか?

私はあまり元気ではありません。

調子がよくないし、

そして、何かとても恐ろしいのです。

なんの楽しみもなくなり

恐ろしさだけがあります。

過去を振り返ると恐ろしくなる。

未来を考えると恐ろしくなる。

だったら今を生きるしかないのでしょうか?















もし僕にお金と時間があったら

2017-10-09 23:31:46 | Weblog

もし僕にお金と時間があったら

スズメの雛を飼うことに全力を傾けるだろう

つまり、一日のすべてをスズメの雛と一緒に過ごすのだ

餌をやり、飛ぶのを見守り、語り合うのだ

そしてやがて成長したら

一緒に食事をし

一緒に風呂に入り

一緒に散歩をするのだ

そして僕が死ぬとき

きみは僕の死体にとまって鳴くのだ















日本の近未来

2017-10-09 19:11:50 | Weblog

もうすぐ、朝鮮半島有事が起き、日本、中国も巻き込んだ戦争になるのではないか。
発端はどうなるのかわからない。アメリカが北朝鮮を爆撃するのか、北朝鮮から日本にミサイルが飛んでくるのか、朝鮮半島の南北の境界線で軍事衝突が勃発するのか。いずれにしろ、最近何かが起きそうな気がして、とても恐ろしくなる。なにか核が使われるような気がする。
また、東南海地震、首都圏直下型地震が起きるのも時間の問題だと言われている。
東京オリンピックで金メダルを目指しているアスリートの方々の夢を踏みにじるつもりはないが、日本の近未来はそんなに明るいものじゃないような気がする。
いやむしろ、日本の近未来を考えると、とても恐ろしく感じる。
未だにフクシマの原発事故は収束していない。そんななかで、また巨大な地震が起きたらどうなるのか?
核のメルトダウンはどうなるのか?
日本も東京も今、東京オリンピックの開催に税金を使うほどの余裕があるのだろうか?















僕が十代、二十代の前半の頃

2017-10-09 01:08:47 | Weblog

僕が十代、二十代の前半の頃って、本当に変わっていたのですよ。なぜか、いわゆる“精神世界”の主だった有名人には、ほとんど出会っている。でもそんな中で僕を支えてくれたのは、世間では無名だけど、真の“超人”でした。一人は、熱海在住だった霊能者の伴野虎重先生。彼はほとんど全盲に近かった。片目は義眼を入れていた。戦争で戦闘機に乗っていて負傷したと言われた。しかし彼は、“ヴィジョン” を見ることができた。そして、とてもスピリチャルでエモーショナルな油絵を描いていた。目が見えないのに、どうやって絵が描けるのでしょう! 僕は先生に質問したことがあります。すると彼はこう答えてくださいました。「君はモンシロチョウは目が見えないって知ってるかね? それなのにちゃんと花のあるところに飛んでいく。私は蝶と同じようなものなんだ」。街のチンピラも寄ってこないほどの風貌を持った先生が、自分をモンシロチョウに例えたことに、僕は驚き、また感動しました。まるで子供のような感性を持っているのだと感じました。
僕は十代の頃、彼の家に居候させてもらっていたのです。先生の言われることは驚くほどぴったり当たっていました。いちいち書きませんが、とても具体的なことです。そして僕自身も、先生の家で二度ほど、とても不思議な神秘体験をしました。
それから僕を支えてくれたもう一人の人は、“神”を、今で言うと“チャネリング”していた女性でした。ここで言う“神”とは、高級霊界にいる“神人”ではない。唯一の至高の“神”のことです。他の人には信じられないだろうけど、少なくとも僕一人にとっては真実でした。今でも、僕が何故、彼女と出会ったのか、とても不思議に思うのです。
















宇宙人は乗っていない

2017-10-08 01:37:41 | Weblog

UFOが飛んでくる

宇宙人は乗っていない

純金を溶かしたような夕陽だ

青い鳥が高く鳴く

汽笛の音のようだ

何かの始まりを告げているようでもあり

その何かを警告しているようでもある

宇宙人は乗っていないが

テレパシーを受信する

霊的な波動は

地球の霊界からのものではない

もっと広がりがあり

高度に絡み合った竹籠を観ているようだ

上手く編まれていて

しかも繊細だ

それは告げる

宇宙法則は普遍だ

それは愛と知だ