どうしたんだろうって思う
いつもならやらなければならないことがたくさんあって
それをしないと不安なのに
今日のこと明日のこと
思い煩い
あの人のこと、この人のこと
心配なのに
夜
空を見上げると星が輝いていて
あの遠い星までの空間が上空にあって
あの遠い星の輝き
永遠の時間が今ここに無限に広がっていて
存在していること
全体が
あたりまえのように理路整然と今ここに存在していること
わたしもその中の一部なのだから
明日が来るのも
昨日が過ぎ去ったのも
永遠の時間の中の一部なのだから
どうして心配ばかりしている自分がいるのだろう
存在することを選んだのは自分じゃない
すでに今ここに存在しているのは
自分が決めたことじゃない
だったら未来も過去も
この全体の中の一部なら
大いなる全体を信頼するしかない
それがこの自分でもあるのだから
どうしてなのだろうって思う
小さな自分が全体から分離して存在していること
あの遠い星に還れないこと
なぜなのか
宇宙は無言で存在している
小さな自分を包み込むように
まるで全てが謎であるかのように
この小さな自分が
大いなる全体から分かれているかのように
殻に閉じこもり
発芽する前の種のように
宇宙に放り出されて
謎のなかでまどろんでいる
内側を見つめ
夢見ている
どうしてなのだろう