オリンピックで、ドーピングはいけないことになっている
でも、もし、ドーピングして100mを8秒で走ったとしたら
金メダルは取れないけど
やっぱりそれが最高記録なのではないかな?
公式記録からは削除され
歴史には残らないかもしれないけれど
それと同じように
昔は、滝に打たれ、座禅し、荒行、苦行をして
やっと体験できた境地を
今は、簡単にドラッグで体験できるとしたら
たとえ副作用で廃人になっても
それを体験したいと思ったりするんじゃないかな
人間なら
そんな境地に達したいと思ってもおかしくはない
でも逆に
宗教で言われているそうした神秘体験
宗教的境地
それらは、脳内のエンドルフィンとかドーパミンとか
あるいは、まだ未知の分子によるのだとしたら
うつ病が、今流行りのセロトニンをコントロールする薬で治ると宣伝されているように
脳内分子薬物によって
世界平和を実現することも可能なんじゃないかな?
ブッダになれる薬
超能力者になれる薬
将来、分子が化学合成され、製薬会社で売り出されるかもしれない
シャーマンになれる薬・・・これってすでにあったよね
つまり、インディアンもマヤ人も
聖なる儀式にドラッグを使ってきた
脳内の神経伝達物質の流れをちょっと変えるために・・・
そうすると、今まで体験できなかったリアリティに目覚める
宗教は、そんな、非日常のリアリティに立脚しているのなら
宗教的な崇高な境地も、信条も
今、流行りの、唯脳論で説明されてしまうよね
それって、とても陳腐だよね
だから、ぼくは、そんなドラッグなんてやめたんだ
たったの10代で・・・
そして、そんなもの(脳内伝達物質)には還元され得ない
それでいて
神秘家が体験してきた、至高体験を経験してみたいと
想い続けてきた
ヨハネはパトモス島で
まさかドラッグをやっていたわけじゃないだろうし
そのときのヨハネの脳内の化学物質を調べたって
黙示録の謎は解けっこない
そうでしょ?