幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

脳と魂

2016-01-30 22:16:39 | Weblog

だんだん脳が萎縮してくると、何もできなくなっていく。
身体をコントロールしているのは脳だ。脳がだめになっていくと、考えることも、理解することもできなくなっていく。
でも人間には、魂がある。
魂で感じ、理解し、生きていける。
魂で本当のことだけを理解し、自分自身を知ることもできる。

イデア

2016-01-28 20:45:35 | Weblog

哲学で今、最も問題なのは“イデア”なのだ

プラトンは“イデア”があると言った

ネオ・プラトニズムの神秘家たちも

“イデア”が存在すると言った

それを否定したのがニーチェだ

オオカミは犬が野生化したのがオオカミで、オオカミと犬という個別の種がある訳ではない。つまり、“オオカミのイデア”、“犬のイデア”が存在するのではない

善も、悪との対比で、より良いか悪いかというだけで、“完全な善”などというイデアは存在しない

つまりは“理想”など存在しないというのだ

もちろん“神”などという完全な存在が形而上に存在するわけがない

あるのはただ形而下のこの“現実”だけだ

デカルトが近代哲学の始祖だとしたら
現代哲学の始祖はニーチェだ

イデア論は、とっくの昔に論駁されて死んでしまった、古くて使いものにならない哲学なのだ、というのが現代思想なのだ

でも僕は、“イデア論”を信じている。

美のイデア。善のイデア。真理のイデアは存在する。

僕は、そう信じている。




入院中の母の夕食

2016-01-19 21:50:39 | Weblog

今日は仕事帰りに

病院に入院している母に

夕食を食べさせに行った。

身体をベッドに固定され

両手に袋みたいのを被されて

仰向けになって寝ていた。

ベッドの背もたれを上げて上半身を起こし

私だったら三口で完食してしまいそうな少しの糖尿病食を

少しずつフォークで母の口に運び

番茶を飲ませ

やっとのことで、全部食べ終わることができた。