人は独りでは生きていけないというけれど
私にはできそうな気がする
今コーヒーショップでアイスコーヒーを飲んでいるが
このまま独りで何処かへ行けそうな気がする
あの時と同じように
私は詩人ではなかった
自分で自分にどんなレッテルも張り付けやしなかった
でも今思うと
自分に詩人というレッテルを張り付ければよかったと思う
そうしたら今頃、詩人になっていたのかもしれない
あの頃は、何のレッテルがなくても平気だった
私は詩人だったのだ
そして今でも何のレッテルもない
だから詩人なのだ
法律も道徳もない
何にも縛られずに行動するのだ
それが自由だ
簡単なことが複雑にされている
どっちが正しいか分かるだろう
この社会のルールか
それとも自分の直感か
簡単なことだ
私は独りで生きていける
不具者ではないから
車椅子も必要ない
誰の介助も必要ない
自分の足で
好きな所に歩いて行ける