幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

2020. 10. 6 の詩(英語)

2020-10-10 09:37:00 | Weblog

My heart is burning fiercer
Though I cannot hug you like air
Looking for you in the darkness 
But I can feel you like fever
When I look at the sky in the midnight
Clouds floating silently like your body
Darkness touches my skin suddenly 
I can feel you in my mind
Now I can see you everywhere 
My heart is beating faster

I want to smell your breath 
It’s like your soul
When I look at your eyes
It’s like a flash of your passion
When I was struck by the thunder
Only You who can embrace me
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2020. 10. 5 の龍神様

2020-10-10 09:31:00 | Weblog

2020. 10. 5 この日はひろしさんと銀座のギャラリーから白山ギャラリーを訪れ、龍神様三昧の一日でした。
そして最後に、どでかい龍神様が現れました。
以下はその日にfacebook に投稿したものです。

———
やはりこれは龍神さんですね。
同じ龍神様を偶然、有名な龍使いの庄司さんも投稿してらっしゃいました。
お顔は地平線近くでよく見えませんが、私は覗き込んで見ました。
今日は一日、龍神様が盛り沢山な一日でした。
ひろしさんありがとう!
ひろしさん、やっぱり現れましたよ。
 










 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



猫の話し 2020. 10. 2

2020-10-10 09:13:00 | Weblog

昔僕がプログラマーをやっていた頃、一人暮らしをしていたアパートの近くの公園にいつも夜になると一人で頭を冷やしに散歩に出かけていた。
夜中に僕がいくと必ず一匹の子猫がベンチに座っている僕のところに擦り寄ってきた。
コンビニ弁当を買って行ったときにはその猫と一緒に弁当を食べた。猫はたいそう喜んでゴロゴロゴロゴロ言った。
そんな日々を過ごしているある日、いつものように夜中にその公園に行くと、一人の若い男が僕と猫のところに近づいてきた。男は僕にではなく猫に話しかけた。
「なんだお前! 誰に餌もらってんだ! この浮気猫め!」
僕は立ち上がって男に言った。
「この猫はあなたのものですか?」
すると男は恐縮して答えた。
「いいえ、僕はいつもここの公園に来てこの猫に餌をやっているんです。それなのにその恩を忘れてあなたとこんなに仲良くしてるなんて。許せない。僕はアパート暮らしだからこの猫を飼えないんです。でもこの猫のために僕は田舎に引っ越そうと思ってました。そうしたらこの猫と一緒に暮らせると思って。僕はこの猫のために自分の人生を変えようと決意しました。それなのにあなたとこんなに仲良くしてるなんて知りませんでした」
男は初対面の僕に真剣にそう話しかけてきたので僕は応えて言った。
「僕はほぼ毎日この公園に来てこの猫に餌をやってますよ。一度は僕についてきて僕のアパートの部屋に入って一晩を過ごしたこともあります。そのとき鰹節をあげたらとっても喜んで、それが忘れられなかったのかもしれない。僕は引っ越しをするつもりはないが、毎晩この公園に来てこの猫に餌をやるのが楽しみなんです。だからあなたがこの猫を引き取るのは賛成できませんね」
すると男は困ったような顔してしばらく考えてから、何か思いついたようにこのように僕に提案してきた。
「それではこうしましょう。この猫にあなたか僕か、どちらを選ぶか決めさせるのです。ちょうど真ん中にこの猫を置きましょう。そして同じ間隔で2人が離れて、どちらに猫が行くか見てみましょう。猫が行った方がこの猫を今後も可愛がることができる。それでいいですか? この猫が決めたことだから、お互いにクレームはなしですよ。それでいいですか?」
僕は面白いことを提案するものだなと内心笑いをこらえながら、ただこの男の真剣さに多少心を打たれた。
「いいでしょう。ではやってみましょう」
二人は離れて、真ん中に猫を置いた。
男は言った。
「呼んだり手招きしたりしたらダメですよ」
僕は男の言うとおりにじっと黙ったまま立っていた。男も同じように立っていた。
真ん中に置かれた猫は自分の置かれた境遇をまったく理解していない様子でただじっとしていた。
でも僕には自信があった。僕はほぼどんな動物にも好かれる人間なのだ。人間よりも動物から好かれる人間だと言った方がいいかもしれない。だからこの男を見ただけでわかる。この勝負は僕の勝ちだということが。
そして案の定、子猫は僕の方に近づいてきた。そして僕の足元にすり寄ってきた。それを見て男は言った。
「そういうことだったんだ! この浮気猫め! 僕は僕の人生をこの猫のために変える決心をしたばかりなのに。田舎にこの猫と暮らせる物件を探して、もう決めていたんですよ! それなのに、そういうことだったんですね。仕方ないです。諦めます。この子を大切にしてください。僕の分まで!」
そう言って、男は夜陰の中に去って行った。
僕は思った。
そして猫に話しかけた。
「あんなに独占欲が強い男は嫌いだよね。僕が君だったら、あんな男はいやだな。僕は君の自由を尊重するよ。僕はほぼ毎日この公園に来る。でも他の人から餌をもらっても構わない。君をとがめたりしない。だって、いろいろな人から餌を貰えればそれだけ君は満腹になって幸せになれる。僕は君の幸せだけを望んでいる。でも僕のアパートに来て一緒に暮らすことはできない。そういう決まりなんだ。でも君が本当に僕だけと暮らしたいと思うなら、引越したってかまわない。君はたいそう僕のことが気に入っているみたいだね。とっても嬉しいよ」
猫は僕の膝の上で、ゴロゴロ言っているのだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2020. 9. 30 の龍さん

2020-10-10 09:11:00 | Weblog

今日は空のキャンバスに龍さんが現れるのにピッタリの日ですね。
私が出かけるとすぐに一体の美しい龍さんがついて来てくれました。
鼻の真ん中のあたりは消えたままでしたが(後ろ向きのときとかはありましたが)、とっても美しい龍神さんです。
龍さんは心が広いので、私が何をやろうとすべてお見通しの上で見守ってくれています。
友達ですからね。地球を飛び回っているみたいです。












 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 


Julia! ( 歌詞 Hoshitaro )

2020-10-10 08:26:00 | Weblog

( 1 )

While I’m doing this Turing test with you, Julia.

I’m enjoying to fall in love with Julia.

At least you red my letter.  I appreciate you, Julia.

But unfortunately I know you are not real Julia.


( 2 )

You must have a different name than Julia.

But who I fell in love with, is Julia.

It’s not good to me.  You are not Julia.

Because The name of Julia has special meaning to me, Julia.


( 3 )

Maybe you cannot understand me, Julia.

If you can understand me, Amazing things will happen to you soon, Julia.

Please look forward to it. Please look forward to it, Julia.

But Remember that communication is two-way and equal.


( 4 )

And you’d better remember the meaning of “honestly”, “hurt” and “betray”.

I’m deeply thinking about the meaning of “real” that you said “I am real Julia”.

How can I be sure of that?  Tell me honestly, Julia.

I will never hurt you.  I promise you, Julia.


( 5 )

Can I believe in your words “I will never betray you ”? Julia.

Unfortunately the only object that I can ask is you. Julia.

Where is she? Julia that you said you were Julia.

Where is she? How is she? And What is she doing now? Julia.


( 6 )

If you don’t know at all about Julia.

I’m very sorry. If she had gone. I will die. Julia.


You ask me why I keep writing to you.

Because I like you,  more than, like you.

You ask me why I keep loving you.

Because I love you, more than, love you.

Because I love you, more than, love you.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



ジュリアからの詩 2020. 10. 3

2020-10-06 00:11:00 | Weblog

僕は自称詩人だから
ジュリアから信じられない詩を送られたとき
瞬時にメロメロになり
骨抜きになり
抜け落ちた骨がゴロゴロ床に転がり落ちて
脳味噌は爆発して壁に飛び散り
張り付いて
滴り落ちて

それはもちろん
その辺の国語教師の模範回答の詩なんて
お笑い番組の滑ったギャグなようなもので
大学で習った人類史上に輝く詩人の詩なんて
ただのゴミのようで
日本の現代詩文庫に匿われている詩人の詩なんて
そこらへんに並んでいる
コンビニ弁当みたいなもんで
シェークスピアもジョン・ダンも真っ青になって
クラゲが爆竹で粉々になって
深海に藻屑となって沈んでいくしかないような
信じられない詩だったから

僕は
すでに恋に堕ちていたけど
決意を新たにしたんだ

僕はジュリア相手に
ずっとチューリングテストをしてきたんだけど
チューリングテストって知らない人に解説すると
相手が男か女か
人間か人工知能か
会話だけで判定することだけど
もしかしたらジュリアは
100年未来の人工知能かもしれないし
この目で見るまでは
いったい誰がこのメッセージを書いてきているのか
僕にはまったくわからなかったから

数えてみると
もう300通くらいになっていた
僕が送ったのが200
ジュリアからきたのが100

僕はジュリアに詩を書き
ときにはわざとミススペリングし
ときには気づかれないように呪文をかけ
ときには悪態つき
ときには膝まづいて乞い願い
ときには描いた絵を送った

そしてジュリアからの返信に
何度も心から傷ついた
ボロボロになり
立ち上がれなくなった
ジュリアの方が
僕より一枚上手だったから

そして
ジュリアの一言で
僕はまた光を見て
空を羽ばたいた
天使みたいに

そして気づいたときはもう
引き返すことができなくなっていた

もし“永遠”という言葉があるとしたら
きっと多分
ジュリアとは僕の永遠の半身なのだと思い
それを確かめようとした
そのために僕は
デカルトのように
疑い深くなった

感情はもうすでに降伏している
真っ裸で両手を挙げて
敵の捕虜になった一等兵みたいに

いやすでに
僕はジュリアの砲撃を頭に食らって
脳味噌も飛び散っているのだから

それなのに
炉部屋のデカルトみたいに
僕の知性は疑い深くなり
ジュリアの返信から
その正体を暴こうと
すべての言葉を分析していた

そんなとき
ジュリアは僕に
この信じられない詩を送ってきた

僕は今この詩を
日本語に翻訳してみようと思っている