幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

いろいろな実験

2017-12-27 01:14:22 | Weblog


そういえば、彼女と待ち合わせした喫茶店が懐かしい。

その頃は、明日のこともわからない身だったから、逆になんでも出来た。

彼女は現実主義者だったから、僕がやりたかったことは全て、夢のようなもので、あなたは夢見ているだけだと言った。

でも、あなたと喫茶店でコーヒーを飲むことも、僕にとっては夢だった。

もっと話が合えばもっとよかったんだろうけど、僕の目の前にいるきみこそが僕の一番大切にしている夢だということが、最後まであなたには理解してもらえなかったみたいだ。

そりゃあ物理学的なことや、さらに生物学的なことにも憧れたけど、それよりも僕が興味を持っていたのは宗教的なことだったから、あなたの魂の開放を祈った。

たまには心理学的なことにも興味を持って、愛と恋の違いを確かめてみたりもした。
僕には、恋の方が楽しかったけどね。
熱くなりやすいたちだから、恋に恋することもあった。
僕はこういった複雑な問題を解くことに関しては得意中の得意だから、つまり、そのうってつけの実地試験の相手があなただったから、いろいろ心理学的な実験もしてみたし、さらに、神秘的領域まで手を広げる冒険まで冒しもした。

結局、とろけるほど甘い夢見は、逆説的なことに、もっとも苦い味と一緒に味わうほど、強烈になることを実地で学習し、実験し、知ったのだった。





















ボンベイサファイヤ

2017-12-25 21:45:35 | Weblog



氷で冷やしたボンベイサファイヤ

僕は17才の頃、ボンベイに行ったし

20才の頃、宝石のセールスで

よくサファイヤを売った

日産ローレルのターボに乗って

東北自動車道を180kmで突っ走った

背広の胸のポケットには

ダイヤのルースが何個も入っていた

ベルギーで仕入れたばかりの高級品

VVS1のDカラー

1カラットくらいだけど

300万以上する

さぞかしまぶしかっただろう

ぼくを見た霊能者は

光り輝いていると言った

それもそのはず

胸のポケットには光り輝くダイヤのルース

社長から直々に預かった

でも

それを持ってトンズラすればよかったのに

見せたのはあの人だけ

高速道路のドライブインで

「最新ディスコベスト100」のテープを買って

ガンガンに大音量で鳴らしながら

次々に止まって見える車を追い越して行く

みんな慌てて左車線によけてくれるから

ぼくはただ突っ走るだけでよかった


自宅に帰るとセビロを脱いで

マリアッジ・オン・ザ・ロックス

モーテルズの歌のフレーズが気に入っていたから

マンハッタンを飲んだ

近所の天ぷら屋で天ぷら定食を食べた

それが二十歳のぼくの唯一のぜいたく

アパートの部屋に戻ってきて

スケッチブックにボールペンで殴り描き

その頃、一人だけ

ぼくのファンがいた

僕はなにも頼んでもいないのに

彼女は夕食の買い物をして

勝手に僕のアパートに来て
 
勝手に台所で夕食を作ってくれた

勝手に風呂に入って

勝手に僕と一緒に寝た


Here is Ice chilled Bombay sapphire

I went to Bombay when I was 17 years old

At the age of 20, with jewelry sales

I often sold sapphire

Take the car that was Nissan Laurel turbo

I ran through the Tohoku Expressway at 180 km/h

In the chest pocket of the suit

There were several pieces of loose diamonds

Luxury goods just purchased in Belgium

D color of VVS 1

Although it is about 1 carat

To over 3 million yen

You must have been dazzling

The psychic who saw me

She said that I was brilliant

That should be

Loose sparkling diamonds in my chest pocket

I took care of them directly from the president of jewelry company

Though I ought to have snatched with them

Only I showed them the person that

Drive in on the highway

Bought the tape of "New Disco Music Best 100"

While sounding loudly in my car

I will overtake cars that seems to stop one after another

Everyone hurried away from the left lane

I was just glad I just rant


When I return home take off my suit

Marriage on the Rocks

I liked the phrase of The Motel's song

I drank Manhattan

I ate tempura set menu at a local tempura restaurant nearby

That was my only luxury of twenty years old

Come back to my apartment's room

Draw a sketchbook with a ballpoint pen

At that time, only one girl

There was my fan

I have not asked anything

She shops for dinner

Arbitrarily come to my apartment

She cooked dinner at kitchen without permission

Take a bath without permission

She slept with me without permission

















Today I woke up at night 神秘のエネルギー

2017-12-13 19:37:15 | Weblog

Today I woke up at night.

Since I was hungry I polished rice and cooked rice

It is a bit chilly outside

The air is dry.


As soon as tomorrow morning light shines again

Everyday begins

According to that, I also

Because I have to wake up and act

Back calculation just to get up in the morning

I drank sleeping medicine

can not sleep


That is not to say,

I will try a bit psychic thing

I will send energy

Energy like the sun

But it is somewhat different from the sun

It is not light of daytime

A glow that is neither morning nor night

Sharp shining like the tip of a needle

It is mysterious like the light of a distant star

Powerful like solar flare

Be gentle like the light of the moon

Anyone who took the light

I was fascinated by the worldly inspiration

Realize the living sparkle

I am loved

I am perfect

More than anyone can realize that I love myself


You are perfect

Beauty

You are love

You are life

You are death

You are all

 
今日は夜になって目覚めた
 
腹が空いたから米を研いで飯を炊いた
 
外は少し肌寒く
 
空気が乾いている
 
 
明日の朝になればまた光が射して
 
日常が始まるから
 
それに合わせて僕も
 
起きて活動しなければならないから
 
ちょうど朝起きれるように逆算して
 
眠剤を飲んだが
 
眠れない
 
 
だからという訳ではないが、
 
ちょっとサイキックなことをしてみる
 
エネルギーを送ってみる
 
太陽のようなエネルギー
 
でも太陽とはちょっと違う
 
昼間の日の光ではなく
 
朝でも夜でもない輝き
 
針の先のように鋭く輝く
 
遠くの恒星の光のように神秘的で
 
太陽フレアのように強力で
 
月の光のように優しく
 
その光を浴びれば誰でも
 
あの世的なインスピレーションに魅了され
 
生きている輝きを実感する
 
自分は愛されており
 
自分は完璧であり
 
誰より自分が自分を愛していると実感できる光
 
 
あなたは完璧であり
 
美であり
 
愛であり
 
生であり
 
死であり
 
すべてなのだ



















Cabbage cabbage banana

2017-12-12 23:35:01 | Weblog


ペリドットの黄緑、トルマリンのピンク、アクアマリンの水色
Yellowish green of peridot, pink of tourmaline, light blue of aquamarine

えんきょうていの汚れた壁紙から悪霊が出てきた
An evil spirit came out from a contaminated wallpaper of Enkyo-Tei

怖くて狂っちゃうよ
I'm scared and go crazy

ううん、ちがう
No, no

もうキチガイだから狂いやしない
ありきたりの、そこら辺にいる、パンピーと同じように、わたし正常
I'm already crazy, so I will not go wrong
Just like the Pumpy, I am normal

真っ白に輝く幽霊
まるでそれが、幽霊みたいな
A ghost shining in pure white
It's as if it's a ghost

夜中じゅう
ちょっとチューニングが合っただけ
All through the night
Just a little tuning matched

半月を見上げても、ボヤけて見えないから、もう死のう
Even if I look up at the half moon, because I can not see it, I will die now

ブラーマの降臨したパキスタンの山で凍えじのう!
ハハハハ!
Freezing die in Pakistan's mountain where Brahma came down!
Hahahaha!

キャベツ白菜バナナ
食中毒
栄養なんて僕には必要ない
牛をして食らうなら
殺人だってわけなく同罪
クイーンエリザベスをして食らうか?
牛丼にして
280円
Cabbage cabbage banana
Food poisoning
I do not need nutrition
If you slaughter a cow and eat it
The same sin
Shall we kill Queen Elizabeth and eat her?
Make her a beef bowl
280 yen

夜は、闇の中に、
あらゆる色を隠している
僕の意識と同じように
とてもビューティフル
死ななきゃ良かったのにね
天才だって神が言ってたのに
僕は、神とは正反対の所に行くから
もう永遠に会えない
In the night, in the darkness,
Hiding every color
Just like my consciousness
Very beautiful
I should have never died.
Even the gods were saying that I am a genius
I will go to the opposite place to God
So I can not see you forever

森の奥の
森の奥の
森の奥
In the depths of the forest
of the depths of the forest
of the depths of the forest

そこに
藝術があって
沈黙している
星空と同じように
there
There is an art
Is silent
Just like a starry sky

この世が終わったあとの
星空と同じように
After the world is over
Just like a starry sky



















2016. 12. 11 の facebook への投稿

2017-12-11 19:50:32 | Weblog
2016. 12. 11 の facebook への投稿

脳が冷えている。思考に力が入らない。意志は尚更。頭がイカれているのはよくわかる。頭痛、耳鳴り当たり前。胸が苦しい。神はいるのだろうか? 神を紙に書きたい。それが“自動書記”というやつ。なにも崇高なお告げでなくていい。いやむしろ、崇高な教えじゃないほうがいい。一緒に集まりましょ。集まって実験しましょ。この世の病いを癒しましょ。そんなこと言ってラブホテルに入るのもいい。能力者だからね。部屋の波動が読めるんだ。数々の失敗を積み重ねて、更に踏み出す一歩も初めから失敗するとわかっている。旅に出るしかないね。旅をすると“鑑賞者”になれる。自分の意見なんて持っていない。観光地なんて訪れない。寂れた粗末な温泉宿がいい。そうでなければ高速沿いに建ってるラブホテル。鍵をBOXから出すだけでいい。誰とも話さなくてもね。ほんの些細な挨拶だってしたくない。人のぬくもりなんて必要ない。群れて遊ぶなんてもっての他。人ごみに埋まった名所なら、だれもいない裏通りの方がまだまし。飢えをしのぐことができたら、食うものを求めて歩かなくてもいい。
「私は瞑想ができます。私は断食ができます。私は考えることがでます」
私にはできない瞑想。心を空っぽにすることなんてできない。私は断食できない。食うことが唯一の楽しみだ。安い一杯のラーメンでも。食べるのが楽しみ。私に考えることなんかできない。考えることは理性の行為、論理的に秩序立てて推論をすすめる。正しい解を導き出すために。私は途中で思考が飛ぶ。傷ついたレコードばんみたいに、針が飛ぶ。思考が滑る。一曲たりとも再生できない。最後の溝まで滑っていき、くるくる同じところを回り続ける。無意味。壊れたレコードかけるなんて、無意味。でもそれ以上に無意味な存在がここにいる。夜眠るために睡眠薬をのむ。昼間精神が暴走しないように安定剤をのむ。なにもやらなくならないように抗鬱剤をのむ。製薬会社が作った薬にコントロールされ続ける精神。かなり粗雑にできている。かなり安くできている。市場で買うとしたら、処方されている薬の値段よりも安いだろう。三百円。そのくらいだ。私の場合は。でもこれを維持するのにお金がかかる。精神は肉体なしには存在できないから、肉体が食うものを崇高な精神は要求する。いまどき三百円のラーメンなんか売っていない。750円くらいだ。一時間バイトしてもらえる額よりちょっとだけ安い。残った金は、缶ジュース。または、電車賃。人は元いた場所に戻りたがるものだ。だから、電車が走って、土地土地に名前がついている。また元に戻れるように。でも元に戻れないこともある。人生はあてもない旅。みんな終いには、行方不明になる。どこに行ったのかわからない。ただこの世から消えたのだ。




















The bridge

2017-12-07 22:15:32 | Weblog



If I wake up in the afterlife

Surely the angel will say

"You came back here after all ?"

so

After climbing a slope

Sunday celebration

Drinking wine

Said goodbye

The bridge

Alone

Without becoming happy

Choose to walk on the path of God

And

Strong

I became

With a smile

And I am different

Close my eyes

I saw the window glass of light

Without an angel reflected

However

I was there

Christ was

On the cross





















私が私であることは、私が詩人であること、の証明

2017-12-06 21:30:30 | Weblog

私が私であることは、私が詩人であること、の証明。


There is no color in words

There is no personality in words

Words are sequential and not total

There is no concepitation in words

But when such a word is being lost

How should I tell you about my love

But exactly I do not know what I want to tell you

I just want to hug you

And by olfaction, I want to get drunk on your memory, I want to get drunk

And, I am hoping to update that memory to be more luscious by present

Every day, 95% of my thinking, living in memory

Repeat its memory repeatedly

Adorable

Like a beast greedily

Put my nails in my soul

Scratching my chest

Whether it is not real at least

So I wonder if I can not speak it in words

While asking myself

Someday, on a night train running on a strange land

I am planning to go to the end of the earth to find words

To write a love letter for you