幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

僕が十代、二十代の前半の頃

2017-10-09 01:08:47 | Weblog

僕が十代、二十代の前半の頃って、本当に変わっていたのですよ。なぜか、いわゆる“精神世界”の主だった有名人には、ほとんど出会っている。でもそんな中で僕を支えてくれたのは、世間では無名だけど、真の“超人”でした。一人は、熱海在住だった霊能者の伴野虎重先生。彼はほとんど全盲に近かった。片目は義眼を入れていた。戦争で戦闘機に乗っていて負傷したと言われた。しかし彼は、“ヴィジョン” を見ることができた。そして、とてもスピリチャルでエモーショナルな油絵を描いていた。目が見えないのに、どうやって絵が描けるのでしょう! 僕は先生に質問したことがあります。すると彼はこう答えてくださいました。「君はモンシロチョウは目が見えないって知ってるかね? それなのにちゃんと花のあるところに飛んでいく。私は蝶と同じようなものなんだ」。街のチンピラも寄ってこないほどの風貌を持った先生が、自分をモンシロチョウに例えたことに、僕は驚き、また感動しました。まるで子供のような感性を持っているのだと感じました。
僕は十代の頃、彼の家に居候させてもらっていたのです。先生の言われることは驚くほどぴったり当たっていました。いちいち書きませんが、とても具体的なことです。そして僕自身も、先生の家で二度ほど、とても不思議な神秘体験をしました。
それから僕を支えてくれたもう一人の人は、“神”を、今で言うと“チャネリング”していた女性でした。ここで言う“神”とは、高級霊界にいる“神人”ではない。唯一の至高の“神”のことです。他の人には信じられないだろうけど、少なくとも僕一人にとっては真実でした。今でも、僕が何故、彼女と出会ったのか、とても不思議に思うのです。
















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