本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

京都みやげ

2009-10-23 21:29:42 | 住職の活動日記
 カメラを覗くと、まだまだ京都の思い出がどっさり詰まっています。




     



 醍醐寺の本山から 『 ご遠忌記念のお菓子 』 です。

熨斗紙がなんとも洒落ているでしょう。

 スッキリした熨斗とアクセントの五色の幡をかたちどった

色合いが、さすが京都ならではという、ちょっとしたデザイン性を感じます。




    



 それと一緒に入っていたのが 『 醍醐水 』 です。

この名前にちなんで 『 醍醐寺 』 というお寺の名前の由来になった水です。

 記念の水と思うと、まだ封を切ってないのです。



     



 『 ぐーどすえ 』 というお饅頭です。

ネーミングも面白く、職員のお土産にしました。

ここのお店は古くから寺町のところにあり 『 でっちようかん 』 が

有名です。

 昔は 『 ようかん 』 というと、高級品で、お店で働いている

「 でっちさん 」 とかの口にはなかなか入らなかったのです。

そこで、今でいう 「 みずようかん 」 のような、薄くのばした

やわらかいようかんを誰でも食べられるようにしたのが、

「 でっちさん 」 の口にも入るということで 

『 でっちようかん 』 と呼ばれるようになったそうです。

 ですから、この 『 ぐーどすえ 』 も、老舗の味で味もしっかりして

名前に負けず 『 Goo 』 ( グー ) なのです。



    



 『 ようじや 』 さん。女性に人気のお店です。

「 あぶらとり紙 」 や 「 せっけん 」 とか求めておられたようです。



     



 わたし用のおみやげです。

『 和紙たおる 』 というものですが、ずっと私の御用達なのです。

和紙で出来てるボディータオルです。和紙といってもすぐだめになってしまう

代物ではなく、結構長い間使えるのです。和紙ということもあり、

肌への刺激が少なく肌になじむ感じでとても使い勝手がいいのです。


 わたしの    です。
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日本サッカーチーム新エンブレム

2009-10-22 23:20:21 | 住職の活動日記
 日本サッカーチームのエンブレムが変りました。



     



 『 八咫烏 』 ( やたがらす ) を中心とした同じなのですが、

日の丸をイメージした赤と白に変ったようです。

 『 カラス 』 という鳥を象徴に使ったのは珍しいのでは、

『 鷲 』 とか 『 鷹 』 とか、強そうな鳥をモチーフに

使いたいところですが、「 カラス 」 なのです。

 『 八咫烏 』 というのは、太陽に住むという3本足の烏なのです。


 また、醍醐寺にも 『 松檜群鴉図屏風 』

          ( まつひのきぐんあずびょうぶ )

という、六曲一双の屏風があります。


 
     



 松と檜を両端に描きその中に、右叟に52羽、左叟に51羽の鴉 ( からす )

を金地のうえに描いてあります。

 金地から反射する光により、鴉はシルエットのように黒く見えています。



     



 この絵を英会話の先生に見せたところ、イギリスの方には  

『 カラス 』 という鳥がモチーフになっていることが信じられないようです。

外国では 『 カラス 』 は不吉な鳥に扱われているようです。


 しかし、仏教では太陽に棲む火の精であり、様々な霊力をもつものとして

神の使いと考えられていたのです。

 吉野山、大嶺山と峰伝いにつづく修験の聖地熊野の

『 牛玉宝印 』 ( ごおうほういん ) は数多くの鴉を図案化した

文字で描かれています。


 だから、日本サッカーチームのエンブレムの 『 八咫烏 』 も

そういう願いを込めて作られたのではないかと思っています。

 今度の 『 ワールドカップ南アフリカ大会 』 では

『 八咫烏 』 の霊力により是非活躍して欲しいと願っています。
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サラの苑スタッフブログ

2009-10-22 00:03:48 | 住職の活動日記
 今日は 『 サラの苑スタッフブログ 』 の順番でしたので、

そちらの方も見てください。

 『 カラス 』 のことで書き始めたのですが、

パソコンの調子が悪く、かたまりかけて、途中動かなくなったりと、

諦めました。明日にでも調子を見ながら書きます。


       Good Night
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消防自動車

2009-10-20 21:59:55 | 住職の活動日記
 お参りの途中、信号待ち、横を見ると

『 消防自動車 』 が静かに出番を待っています。




       



 出番はない方がいいのですが、

消防自動車を見ると、なにかしら子供心に戻って わくわくするのです。



     



 よく見ると、この消防自動車、ナンバーが 『 119 』 なのです。

たまたまなのでしょうか ?? それとも

こういう車でも、希望のナンバーがもらえるのでしょうか。


 隣に 『 はしご車 』 があります、が

むかし、お寺で消防隊長をしていたこともあり、

「 昇ってみますか ? 」 というすすめで

『 はしご車 』 に乗ったことがあります。  

 しかし、こんな怖い乗り物はありません。

まっすぐ、ピーンと伸びているようでも、あの 『 はしご 』 というのは

揺れているのです。

 柵のないむき出しのエレベーターのような、それこそ手すりと

踏み板一枚が細いロープに引っぱられて、ウィーンと揺れながら

上がっていきます。

 上に着いたところで、

「 もう一段上がってみますか、そこから放水するのです。 」

それだけはお断りしました。

「 見晴らしがいいので、ぐるりと回ってみましょうか。」

はしごが回るということは水平に回っているというのではなく、

倒れこむようにまわるのです。

 点、の上に乗っているようで、これはさすがに怖かったです。

下に見える 『 はしご車 』 が小さな点に見えます。


 この上に乗って、放水するということは水の反動で大揺れしているということです。


 そんなことを思い出しながら、消防自動車を後にしました。 


 
     
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マウス君

2009-10-20 21:52:26 | 住職の活動日記
 昨夜は大変  

大作になってしまったのですが、

なぜか    固まってしまいました。

 『 東寺のお舎利さん 』 を書いていたのですが、

ちょうど日付が変る時間帯だったのか、

それとも、文字数が多かったのか、わかりませんが

200文字あまり、アップしたのを残して、

大半の1300文字がなくなってしまいました。  


 さすがに、また書く元気もなくなり  …   


    
     


  マウス君、また、明日よろしくお願いします。  
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東寺のお舎利さん

2009-10-19 23:28:20 | 住職の活動日記
 京都での話がまだまだ尽きぬほどあるのですが、

感激の方が少しづつ薄らいでいくようです。

 写真を見直すと甦ってきますので、しばらくお付き合いください。


 もし京都へ行かれることがあれば、

『 東寺の朝参り 』 をお勧めします。   

総本山といいながら、一面には庶民信仰に支えられてきた、

弘法大師への信仰の生きた姿を垣間見ることが出来るでしょう。


 東寺の 『 御影堂 』 ( みえどう ) は朝6時に開門します。

しかし、暗黙の了解があって、まだ入れないのです。

梵鐘が撞き終る、( 二打連続で撞きます ) その合図で入っていきます。

ろうそく線香を上げて、御影堂に上がります。

 堂内も、また、暗黙の仕来りがあって、勝手には座れないのです。

常連の方というか、毎日日参される方の席が決まっているのです。

初めての方は、常連の方が座られるのを見てから、

開いている場所にそっと座って、お舎利さんが出るのを待ちます。


 『 生身供 』 ( しょうじんく ) といって、

お大師様が生きておられるときと同じように、ご飯をお出しするのです。

最初に 「 粥膳 」  そして  「 本膳 」  「 二の膳 」

最後に 「 玉露のお茶 」 が供えられます。

 これで、お朝事は終わりです。

弘法大師のお厨子の東側に、朱塗りの筒状のお舎利さんを納める厨子があります。




      



 お舎利さんはお参りの方全員に一人一人、額と掌にお授けをいたします。



      



  この赤い袋に入った中にお舎利さんが納めてあります。

 
 東寺には弘法大師が請来された 『 仏舎利 』 があり、その一分が

御影堂にお祀りしてあるのです。


 お舎利さんを頂き、東寺の清清しい空気を頂きながら、

鍋島先生の指導の下、気功教室です。



     



  「 いや~  いいですね~ !  」

     通りすがりの洛南高校の先生、しばし見とれて行かれました。


     




  見も心もリフレッシュできました。

 この後の朝食もとても美味しく頂きました。

 この日は16日、皆さん5時前には起きられたのではないでしょうか、

これから 『 えんま堂 』 さんへ

そして、天龍寺をお参りして、帰路につくという日です。


  東寺は着いた14日と帰りの16日と二度お参りしました。
 
 弘法大師伝来の宝物と、今に息づく大師信仰の二面を見せていただきました。
   
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季節を感じ取る

2009-10-19 12:00:06 | 住職の活動日記
 朝夕は随分と涼しい ? というか、肌寒い

というような季節になってきました。

加速度的に冬が近まっていくような気がします。


 彼岸花も終わり、その花の後からは、小さな葉っぱが出てきました。

今年は雨が少なく、彼岸花も小ぶりでした。

また、花が咲かなかったところもあります。


 庭の片隅、たぶんここらには昨年花が咲いたような、

そんな思いで、遅ればせながら、しきりに水をやったのですが、

やはり違っていたのかな ??  …


 すると、数日前から小さな小さな 『 芽 』 を出したのです。

やっぱり、と思って水をかけました、  咲くかな ???


     



 しかし、花ではなく、葉っぱでした。

『 彼岸花 』  はどうやって季節を読み取るのでしょう。

花が咲いて、終わったら、次に葉っぱが出てくるのです。

咲く時機を逸したのでしょうか。

この 『 彼岸花 』 は花は省略して、花が咲いた彼岸花と同じ時期に、『 葉っぱ 』 を出しました。


  本当に不思議です  


 球根の中に、今は 『 花 』 この時期は 『 葉っぱ 』 と

違い分ける働きが備わっているのですネ。


 今年は、花は少なく、昨年の記憶を辿りながら

「 たぶん 」 と思いつつ水をやっていたら


     



 ブロック塀と石の隙間とかに、小さな葉っぱを出してきています。

来年、雨が少なかったら、場所を覚えておいて、早めに水をやることにしましょう。



     



 『 蕗 』 も、蕾をつけています。

やがて黄色い花を咲かしてくれると思います。


 春だけが、命の芽生えではなく、季節季節でそれぞれに

命が育まれているのですね。
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今週の言葉 10/19~10/25 『 天才 ?  …

2009-10-18 22:35:35 | 今週の言葉
  天才  ?

     そんなものは 決してない。

   ただ勉強です。  方法です。

      不断に計画しているということです。

                                  ロダン


 『 考える人 』 とかで有名な彫刻家の 『 ロダン 』 の

言葉です。   別な言い方をすれば、


 『 努力する才能を 天才という 』


という言葉もあります。

 だから、 「 自分は一生懸命努力している 」

といえる間はまだ努力していないのです。

 自分では 「 努力 」 している、と思っている間は

本当の努力ではないのでしょう。

 努力しているという自覚がないほど、物事に打ち込めたとき

努力が努力でなくなったとき、物事は成就していくと思います。


 ここでは 『 不断に 』 ということも重要なキーワードです。

仏教でも 『 不断念仏 』 とか 『 不断護摩 』 という

使い方もします。

 「 不断 」  絶え間なく、ということです。

東寺の御影堂の南側には弘法大師の念持仏である 『 不動明王 』 が

秘仏としてお祀りしてあります。

 ここでも、弘法大師以来1200年に亘り、「 護摩 」 が焚き続けて

こられました。

 今思えば有り難いことに10年間は私も炊き続けてきました。


また、

 「 不断 」 ということは、三浦先生の言葉を借りれば、

『 寝てもさめても 』 ということになります。

 『 聞法会 』  『 勉強会 』  でも、聞いたことは

見事なまでに、次々と忘れていってしまいます。


 一つのたとえとして、

「 ザルは水の中につけている間は、ザルの中は水で一杯です。

  しかし、水から上げると、全部水は下へ流れていってしまいます。

  だから、ザルを水の中へつけておけ。 」


聞法会も聴いている時は、何かしらわかっているような気分になってしまいます。

しかし、その会が終わって一歩外へでると、 …  ?

今まで聞いたことが頭の中から、ザ~ッと水のように間だから漏れてしまうのです


 だから、ロダンが言うように 『 ただ勉強です 』

『 学ぶ 』 ということも、すべてが 『 求道 』 なのでしょう。

『 学問 』 とは  『 問いを学ぶ 』 と書きます。


 人間!、いくつになっても、学び続けるという姿勢を失ってはいけない !

ということを肝に銘じたいと思います。

コメント (4)
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五重塔とツーショット

2009-10-18 16:29:19 | 住職の活動日記
 『 聖宝理源大師1100年ご遠忌法要 』 は

衣を着てから、法要が終わって戻ってくるまでに

約6時間の長丁場なのです。

 私たちも、93歳の方もご一緒なので、全部お参りさせていただく

ということも出来ず。途中で拝観や宝物館へ参りました。



    



 ( お見苦しいとは思いますが、たまたま、

   五重塔とのツーショットが撮れましたので、

   面白い角度ではないかと ?    することにしました )


 話が、前後していきますが、もう少し、私の頭の中に京都の

 感動が残っているうちに、載せてゆきたいと思います。


{ どうなってんの!!  と、お思いかもしれませんが、

  話の前後するところは勘弁してみてください。 }
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今、菩提樹苑は金木犀の香りに包まれて

2009-10-18 16:00:51 | 住職の活動日記
秋晴れの雲ひとつない気持ちのいい天気です。  

今日は 『 永代供養墓島崎観音 』 の毎月のお参りです。

 スマート君も今が一番快適なときです。

窓を全開にして、周りの空気を感じながら走ります。


 菩提樹苑へ着くと、どこからともなく 『 金木犀 』 のいい香が

漂っています。

 あちこちに植えてある 『 金木犀 』 が満開です。



    



 山のように大きい 『 金木犀 』 もあります。

垣根になっている 『 金木犀 』 もあります。

 まだあまり、花も落ちていませんので、

今が一番、 『 旬 』 なのです。




    



 菩提樹苑全体が 『 金木犀 』 の香りに包まれています。


 今日はまた 『 真和中学・真和高校 』 の金峰山への競歩会のようです。

970名ほどの生徒さんが苑内を通って下りゆかれます。

 いい香の中を抜けての競歩会もいいものでしょう。

  ( 香を聴く、余裕などないかも ? )

 【 不肖、私めも! 真和中学・高校の第一期生なのです 】



 菩提樹苑のA地区の 『 もみじ 』 は紅葉が始まっていました。



     


 やはり、山の上で寒暖の差があるのでしょうか ?

それともこういう品種なのでしょうか ?

 一本だけというのはとても美しく目にとまりました。
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