数十年前、『 空海 』 という映画が、東映で作られました。
原作は早坂尭、監督は佐藤純彌 、主演は北大路欣也、最澄役は加藤剛でした。
思い出します。
空海役の北大路さんが、遣唐使として唐の都に着いたとき、
『 この素晴らしい文化を噛み砕く牙が、自分は欲しいんだ。! 』
食べ物にしても言葉も、すべてがやわらかいものが 「 良し 」 という時代です。
しかし、たまには写真のような、噛み砕けない文章もいいでしょう。
家内はなんかわかるといいます。けどわからない、とも?。
わからんけど、なんかわかる、そういうのがいいでしょう。
文の内容は、
人間はその無極なる自然性
に於て自体的に完全してゐる
しかし之を自覚的に完全する
使命と能力とを賦与されてゐる
ものは有限なる人間の生存
在である 理深
というものです。 むつかし~い! でもじっくり噛んでみてください。
味が出ますよ。そして、なんか頷けるところもあるような気がします。
味わってみてください。
安田理深という先生はほんとうに真の聞法者と思います。
東寺にいる頃、後ろの方で聞かさせて頂いていましたが、ほとんど
わかりませんでした。でも、これはほんものの話だな~!ということは感じました。
なにか、今までにない言葉に感動したのです。