本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

グロリオーサ(Gloriosa)

2019-05-18 20:15:37 | フラワー

新緑の候、目にまばゆいみどり

その緑を上手にあしらった

花が活けられました。

 

 

緑の葉を筒状に巻き

その隙間に花を挿していくという

面白い形です

やはりその中心で目を引くのは

グロリオーサ

ラテン語の「見事な」という言葉が

語源のようです

 

 

そのように見事です

そして花の形は燃えるような

炎のような

それで、Flame Lily(炎のゆり)

とも呼ばれ

また、グロリオーサの語源

Glory Lily(栄光のユリ)とも

言われるようです。

 

 

まさに燃え上がるような

見れば見るほど不思議な形の花です

 

 

緑の葉から顔を出すように

可愛い花が活けられ

それが一層

グロリオーサを際立たせている

ようです

 

 

初々しいヤツデの葉も見えます

 

しかし、

このグロリオーサは球根は

毒性があり要注意です

しばらく、フラワーアレンジの教室も

お休みが続き

久しぶりの花が楽しませてくれます

 

今は外では

カトリ草の小さな花が満開

 

 

丸くてまりのように咲きます

カトリ草といっても

蚊を寄せ付けないほど強力では

ありませんが

葉を触ると何ともいい香りがします

 

 

この花もよく見ると不思議な花ですね

 

 

咲く前は、花になるところは

柔らかい毛氈に覆われているようで

これが次第に膨らんでくると

 

 

ここから花を出してくるのです

植物はそれぞれの生き様というか

スタイルというかハタラキ、

生きる力を持っているようです

芭蕉の句にも

 

「草いろいろ 

  おのおの花の手柄かな」

 

というのがありますが

グロリオーサのような、

栄光というような名が付く

花もあれば

 

 

人知れず野に咲く花もあります

 

どれが素晴らしいのでもなく

人が知らないだけで

自分は自分の手柄として咲く

花もあります

 

それぞれの手柄ですね

誰に誇ることもなく!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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