京都新聞の企画での五山送り火
昨年は雨、ずぶ濡れになっての
ご先祖さまの精霊送り
今年も雨の心配も微妙なところ
一応、レインコートを準備。
6時半に京都駅を出発
千本釈迦堂へ
とても立派なお寺です
大きな本堂も檜皮葺
この企画ということでしょうか
秘仏のお釈迦さまの御開帳
お参りして赤い紐を引っ張ると
グワ~ンという凄い音
精霊送りの鐘でしょうか
この本堂を建てた
大工の妻「おかめ」さん
良縁、夫婦円満の御利益がると
この方にもお参りして
いよいよ大文字へ
というところですがまだ日も高く
これから東山の高台寺へ
北の政所(ねねさん)の墓所に参拝
立派な塗の建物です
左側に像があり、その下2mに
お棺入れられて静かに眠って
いらっしゃいます。
また高台にはお茶室があり
利休が愛したという「傘亭」
内部の天井が唐傘のような造り
土間を挟んで二つの畳がある
という珍しい造り
その隣には「時雨亭」という茶室
珍しい二階建ての茶室
大阪城炎上の時はここから見えた
ということです。
そして、
早めの夕食
七条西洞院にある「和み館」
とても重厚な造り
中の配膳室の上には
金庫という文字が見え
やはり大正年間に建てられた
銀行を内装を変えて
バーカウンターも作り
下はチョッとしたお食事とお酒
二階は団体専用の大広間という
作りです。
市内の雑踏を抜けて将軍塚へ
まだ明るい6時半には到着
一番前の席に陣取り
暮れゆく市内を眺め
ご一緒になったご婦人方と
なんだかだと育ったところとか
むだな話で時間を過ごす
京都の町もやっと闇がつつみます
振り返ってみると
後にはびっしりと人の群れ
ちょうど8時
大文字の点火です
となりの山が如意ヶ嶽
あまり近すぎて微かに見える
けど、山火事のようにも
5分立つと
「妙法」があらわれる
このように美しい妙法は
初めて見ました。
その5分後には
「舟形」が点火されます。
ちょっと距離が遠くなりますが
その5分後には
「左大文字」が次第に赤々と
美しさを増してきます。
8時20分には最後の「鳥居形」が
これまた遠い
木陰の間からわずかに捉えられます
周りの雑踏をよそに
静かに手を合わせてご先祖さまを
お送りしました。
五山の送り火の位置関係は
このようになります。
今回お参りした将軍塚は
銀閣寺とある所から南奥のあたり
だったのでしょう。
他府県からの人たちは
火が点いたら写真を撮って
あわただしく帰っていかれましたが
まあ、9時の修合ということもあって
消えるまで見送って
将軍塚を後にしました。
大文字は体力勝負!!
と、添乗の方の話ですが
2時間半立ちっぱなしというのは
やはり堪えました
帰宅したのが10時過ぎ
ご先祖さまを送るのも
一苦労です。
といいつつも、
来年はどこから送るかと
その話題でみなさん話が
弾んでいたようでした。
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