大坂なおみ選手全豪オープンで
2度目の優勝以来
いろいろなテレビで取り上げられ
その言葉が話題となっています。
スポーツ選手として
ただスポーツをするだけでなく
世界に向けての発信も大事と
素晴らしい言葉を
語っておられます。
そういう中で、
なるほどと思った言葉が
「怒りは自分の理解力の
不足からだ」
ということです。
今までは
プレーが上手くいかないと
ラケットを投げたり
悔しくて泣いたりと
起伏の激しい場面もありました
ところが、今回は
メンタル面もフィジカル面も
強くなられ、
逆境の場面でも顔色一つ変えず
淡々と自分のプレーに集中し
逆転していかれる。
そういう時に
感じられたのでしょう
腹が立つのは自分の自分に対する
理解力の不足なんだと。
このことは
「迷いを迷いと知れば
それはさとりになる」
ということと相通じるものが
あるように思います。
蹴とばしてしまうのでもなく
見ないようにするのでもなく
迷いの正体を見て
理解することです。
仏教ではそのことを
「正見の智慧」というようです。
智慧ということも
分かりやすく現代風にいえば
理解力ということにも
つながるようにも思います
仏教でいう「自覚」ということも
人間理解、
自分が自分をどのように
理解するかということで
ただ違う点は、
法に照らして自分を見る
道理に照らして自分を理解する
ということだと思います。
それから、
この言葉も気に入りました。
「燃えて燃えて燃え尽きれば
試合に勝とうが負けようが
それは関係ない」
というようなことです。
本当にそうだと思います。
不完全燃焼が一番いけない。
何でもいい、
これと思ったものに
全身全力打ち込めば
結果はどうであれ
納得いくものです。
仕事でも遊びでも
一心不乱やり抜けば
本当に満足できるようです
燃え尽きないから
不満が出てきます。
23歳にして
さとりに触れたような言葉
世界を背負って勝負に挑む
その責任感があの言葉を
生み出しているのでしょう。
さらなる、精進を
心より祈り、応援しています。
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