古歌に、
「ミ・シは上、
ヤム・イはスデニ中ばなり、
オノレ・ツチノト、コは下につく」
とあるように
「上巳(じょうし)」と読みます。
已む、己(おのれ)と
この三つの字はよく似ていて
付くところによって意味は
違ってきます。
今日の「桃の節句」
思いがけなくもお豆さんが
届きました
「ひなあられ」ではないのですが
早速お雛さまへお供え
我が家のお雛さまも
小さいながらお祀りしました
ずいぶん前に求めたものです
見かけたら買っていたのですが
今では
この二組が
我が家に鎮座ましましています。
京都ではお内裏様が向かって右
お雛さまが左です
天子南面してとあるように
南向きに坐り吉方である東南に
座すのがお内裏様です。
物の本によると
大正天皇が左に立たれたので
それ以後は普通には
お内裏様を向って左にお祀りした
ということのようです。
「桃の節句」というように、
桃には魔よけの意味があり
女の子の魔除けと無事息災を願って
桃の花をお供えし
桃の節句というようになったのでしょう
表鬼門・東北には
桃の木や松の木を植えると
鬼門除けになるといわれ
また、鬼門の方位の瓦には
桃の瓦を上げているところも
見かけます。
我が家の狭い床の間には
お雛さまの隣には
苦行姿のお釈迦さまがあり
祖父が大事にしていて
私もこの姿を見るたび
自分を諫める、ということで
本蔵院よりお借りしているのです
そして、その後ろには
お観音さま
この仏さまも本蔵院にあったもので
三浦先生が庵を持たれた時
ご本尊としてお出ましいただき
そのご我が家の守り本尊として
鎮座されています
そして、またその後ろには
お不動さまの御掛軸があります
このお不動さまは現代作家の
手になるもので
気に入って求めたものです。
小さく狭いながらも
桃の節句を祝いました。
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