本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

老い

2007-08-31 09:56:46 | 住職の活動日記
 アンチエイジングではないですが、時間が空いたら 『 トレセン 』へ

でもなかなか、目立った変化はありません。
 
 それもそのはず、真面目に通ってるわけでもありません。

 話を聞くと、皆さんあまり変化がないようです。(際立って)

でも、それでいいのだと、最近思うようになりました。

それは 『 星野富弘さん 』 の文に出会ってからです。

  
  怪我をして全く動けないままに、将来のこと、過ぎた日のことを思い、

  悩んでいた時、ふと、激流に流されながら、元にいた岸に泳ぎつこうと

  もがいている自分の姿を見たような気がした。そして思った。

  『 何もあそこに戻らなくてもいいんじゃないか…
 
    流されている私に、

    今できるいちばんよいことをすればいいんだ。 』

  そのころから、私を支配していた闘病という意識が少しづつうすれていった

  ように思っている。歩けない足と動かない手と向き合って、歯をくいしばりながら

  一日一日を送るのではなく、むしろ動かないからだから、

  教えられながら生活しようという気持ちになったのである。


 明治時代は平均寿命は40歳ぐらいだそうです。

 来年は還暦、すこしづつすこしづつ、現状を受けいいれながら、

努力をして、元に戻ることは考えず、それなりに頑張ろう!!
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2 コメント

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初めてお邪魔します (ゆうママです)
2007-08-31 22:17:16
沙羅の苑でお世話に なっています  私の母も92才で今入院してます    何年後かの…我が身です 痴呆もあり 欝とも闘いながら 手助けすると   ありがとう と てきぱきと身の回りをこなしていた母からは 想像もつきませんでした。今を一生懸命の姿…そのように生かされてるのでしょうね     今が大切なんですね   御住職や奥様とも    お話できる日の縁を楽しみに しています
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ゆうママさんへ (honzouin)
2007-09-01 23:39:25
 必死で生きをしている父の姿に
老いという醜さと、同時に命の尊厳を感じます。
きれいな死にざま、なんてないと思います。
一生懸命の命が尊いと思います。
老いをさらけ出して行きましょう。
 お会いできる日を楽しみにしています。
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