「桜木を 手折りてみれど
花はなし
春こそ花のいのちなりけれ」
という歌がありますが、
今まさに春爛漫、
桜も満開
今まで枯れ枝のようなところから
美しい花が咲きだしています。
色とりどりの花が活けれられました
植物にとって何が一番なのだろう
私たちは花を愛でて喜びます
しかし、
植物にとっては
葉を十分に開き光を取り込み
光合成をして
根の中に養分を蓄えます
そして花を咲かせる。
先人たちはその様子を
「ハタラキさま」
と呼んだのでしょう。
色々な食べ物、野菜・穀物など
もそうです
大きなハタラキの中から生まれ
それを頂く私たちもそのハタラキ
によって生かされています。
こういう花の姿も美しいのですが
この花々を咲かせ支えている
葉の姿も
とても興味を引かれます
今、シクラメンも大きな葉をひろげ
一杯光を吸収しているのでしょう
そして遅ればせながら
花も満開です。
その隣のアイビーも
寒さで少しやられたのか
葉の色も変化しています。
淋しかったピンカミノールの場所も
新芽が出そろい
これから力を蓄える準備に
入っていくのでしょう。
裏の山法師も
枯れたような枝から
新芽を伸ばし始めています。
花が咲くのもハタラキさまのお陰
葉が出て、根を肥やし
次の花を咲かせるのもハタラキさま
「春こそ花のいのちなりけれ」
ハタラキさまのことを
そう呼んだのでしょう。
そのハタラキさまを
仏として形に表したのが
「大日如来」
というような仏さまに
なったのでしょう。
「勿体ない」
という考え方も
すべてが命あるハタラキさまの
お陰ということになるのでは
ないでしょうか。
それにより生かされ生きている
ということは確かな事実です。
美しい花を見ながら
葉っぱのことや
その土の中にある根のことを
考えていました。
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