『人に負け
己に勝ちて
我(が)を立てず
義理を立てるは
男なりけり』 一休
今週は一休さんの言葉を選びました。
小さい頃、祖父の膝のうえで「負けるが勝ち」「負けるが勝ちぞ」
とよく言われました。
「なんで」と思いつつ、ずっとわかりませんでした。
しかし、この言葉は心のどこかで、ことあるごとに叫んでいたようです。
ベビーブームの頃で、周りや先生からは人に負けるな
と言われ続けてきました。
今振り返って、この言葉を味わってみると、
実に、厳しいことばであります。
また、一休さんらしからぬ句のようでもあります。
前にもご紹介したと思いますが、
時の、本願寺の蓮如上人とも親交が深く、
蓮如上人のご本尊の「阿弥陀如来」を枕に昼寝したとか、
「阿弥陀には まことの慈悲はなかりけり
頼まぬものは たすけたまわじ」と
蓮如上人に問われると、
すかさず、蓮如上人は
「武蔵野の 葉ごとに 月は宿れども
露なき草に 月は宿らじ」と
歌を返されたという、話もあります。
一休さんの有名な歌には
「門松は 冥土のたびの 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」
「釈迦という いたずらものが 世に出でて 世の人々を 惑わしにけり」
「女をば 法(のり)の御蔵(みくら)というぞ
釈迦も達磨も ひょいひょいと生む」
というような風刺的な歌が多いようです。
今週の言葉のような歌は、一休さんらしからぬ、
正面から一本というような「歌」はめずらしいような気がします。
なかなか、この歌のようには出来ませんが
深く心にとどめておきたい「歌」です。
己に勝ちて
我(が)を立てず
義理を立てるは
男なりけり』 一休
今週は一休さんの言葉を選びました。
小さい頃、祖父の膝のうえで「負けるが勝ち」「負けるが勝ちぞ」
とよく言われました。
「なんで」と思いつつ、ずっとわかりませんでした。
しかし、この言葉は心のどこかで、ことあるごとに叫んでいたようです。
ベビーブームの頃で、周りや先生からは人に負けるな
と言われ続けてきました。
今振り返って、この言葉を味わってみると、
実に、厳しいことばであります。
また、一休さんらしからぬ句のようでもあります。
前にもご紹介したと思いますが、
時の、本願寺の蓮如上人とも親交が深く、
蓮如上人のご本尊の「阿弥陀如来」を枕に昼寝したとか、
「阿弥陀には まことの慈悲はなかりけり
頼まぬものは たすけたまわじ」と
蓮如上人に問われると、
すかさず、蓮如上人は
「武蔵野の 葉ごとに 月は宿れども
露なき草に 月は宿らじ」と
歌を返されたという、話もあります。
一休さんの有名な歌には
「門松は 冥土のたびの 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」
「釈迦という いたずらものが 世に出でて 世の人々を 惑わしにけり」
「女をば 法(のり)の御蔵(みくら)というぞ
釈迦も達磨も ひょいひょいと生む」
というような風刺的な歌が多いようです。
今週の言葉のような歌は、一休さんらしからぬ、
正面から一本というような「歌」はめずらしいような気がします。
なかなか、この歌のようには出来ませんが
深く心にとどめておきたい「歌」です。
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