近くの桜は散ってしまいました。
しかし、桜の種類も多く、まだ今を盛りに
咲き誇っている桜もあります。
ちょうど、先日は 「 太閤花見行列 」 で有名な
「 醍醐の花見 」 がありました。
残念ながら見ることは出来ませんでした。
絢爛豪華な桜もやがて、
良寛さんの歌のように、
「 散る桜 残る桜も 散る桜 」
とやがて散ってしまうのです。
親鸞聖人も出家されるとき、
今日はもう遅いので出家得度は明日にしようと、
おっしゃたら、
「 明日ありと思う心のあだ桜
よわに嵐の吹かぬものかわ 」
と、歌よ詠まれて、その日の内に
出家されたという話が残っています。
豪華絢爛に咲き誇っている桜も、
もう数日の内には散り始めるでしょう。
そしたら葉が出そろい、桜は緑に包まれます。
「 咲けば散り 散ればまた咲く
年ごとの花のすがたは 如来常住 」
という、歌がありますように、
「 ハタラキさま 」 という如来の力を
感じるものです。
「 御衣黄桜 」 という桜も
丁度 今が見ごろでした。
八重の桜でしょうか ??
とても美しいピンク色に輝いています。
西行法師の歌に
「 願わくは花の下にて 春死なん
そのきさらぎの望月のころ 」
という歌もあります。
「 桜木を手折りて見れど 花はなし
春こそ花の命なりけれ 」
と、今まで枯れ枝だった木が、
その死んだような木の枝から
なんと美しい可愛い花を膨らませてきます。
木の枝を折ってみても、
そこのに花の命は見つかりません。
「 自然法爾 」
ハタラキさまのおかげです。
花が咲く
咲きほこって散っていく
当たり前といえば当たり前かもしれません、が
不思議といえばこれほど不思議なことはありません。
まだまだ、花を楽しめるところもあります。
そして、新緑のまばゆさに
元気を頂く頃になってきます。
ご用心 !!
自然の変化に目を奪われていると
私たちの体に変調をきたすときでもあります。
よわに嵐の吹かぬものかわ 」
私の人生もこの句になぞられておくっているのでしょうか?
すぐにコメント書いたのですが、
長すぎてアップできなかったようです。
元気でご活躍お祈りしています。
明日がある、明日がある
と思っていると、
今という時をなくしてします。